第一章
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と月の女神の神殿にお仕えしています」
「そやねんな」
「そしてその姉妹がです」
二人共というのだ。
「今朝から姿が見えないのです」
「それでどっちの神殿も探してるか」
「はい、そうです」
「これは誘拐やな」
すぐにだ、セプルベダは己の勘からこの犯罪を感じ取って述べた。
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