暁 〜小説投稿サイト〜
吸血鬼になったエミヤ
035話 学祭準備編 学祭に向けての出し物決め
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
く……」

そんな会話をしながらも、それでも出てきた食事には美味さに舌鼓を打つのであった。








そして、チャオもチャオで裏方の方で壁に背中を預けて息を整えながらも思う事があった。

「シホさん……。私は正直アナタが怖いネ……。私の歴史には存在しなかった人物……『赤き翼』に加入してすでに歴史に干渉している。だからこれからどう歴史に影響してくるのか皆目見当がつかないヨ……。
…………せめてもの救いと言ってはシホさんに悪いが、シホさんが赤き翼の最終決戦に参戦しなかった事カ? これも歴史の修正力と言うモノなのカナ……?」

チャオの悩みは晴れなかった。
その頃、ネギはシホとチャオの会話など知る由もなく五月のスープを飲んで気合を燃やしていた。






そしてホームルームの時間。
今度こそ出し物を決めようと張り切っていたネギだったのだが、桜子の発言によってまた混乱することになる。

「『ドキッ☆女だらけの水着大会・カフェ♪』がいいと思いまーす!」

それで全員ずべっと滑る事になる。

「頭が痛いわね……」
「こー言う時にバカは困りますね」

一番後ろの席でシホが頭を抱えて、千雨がまた震えていた。
だが3−Aの勢いは止まらない。
『それだ……!』と納得するものが数名。
さらには、

「じゃあじゃあ『女だらけの泥んこレスリング大会喫茶』!!」
「負けねーぞ! 『ネコミミラゾクバー』!!」

と、バカ発言が続き、

「もう素直に『ノーパン喫茶』でいいんじゃないかしら?」
「「「それだああぁぁぁぁぁっ!!」」」

と、悪い方向に盛り上がりを見せていく。
それで意味が理解できなかったのかネギやのどかなどは震えて涙を流していたり。
それを誰にも聞かないようにと説得する辰宮の額にも嫌な汗が流れる。
さすがに中学生がしていい会話ではない。

「(さすがに黙っていられないか? このままじゃ死人(意味深)が出る……)」

と、シホも発現しようとしたところで、それも遅くハルナが落ち着いてある事を語り出す。

「確かに……可愛い女の子を見世物にするというのは些か単純かもしれないわね……それならいっそのこと逆で!」

起こるどよめき。
一同の目線の先にはネギがターゲットに入り、ネギは思わず震える。

「ネギ君をノーパンに!!」
「きゃあああああ!!?」

そして余りの騒ぎにまたしても新田先生が突入してきて、脱がされる途中のネギの姿を見てゾッとした顔をしながらも、

「なにをしているかー!! 全員正座!!」

それでまたしても出し物は決まらずに流れてしまう事になってしまった。

「うーん……あまりに統率がないうちのクラスはこんな調子で学園祭を迎
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ