暁 〜小説投稿サイト〜
ゼロの使い魔×ポケットモンスター ネタ
『ルイズが召喚したのが、ドガースだったら?』
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ているのかと思い至り、まさか…っと聞くと、シエスタは、恐縮し、タルブ村にいる自分の家族、とりわけ亡くなった曾祖父がかつてマタドガスを飼っていたそうで、その影響か曾祖父から受け継いだ黒髪を持つシエスタの親族のところにたまにマタドガスがやってくるので、その時だけガスを調達できるそうだ。ただし、ガスの濃度の調整が難しすぎるため、香水にまでできるのは僅かになってしまうそうだ。毒ガスから香水になっているかどうかは、身体を張って嗅いでみてるそうだ。

 その香水にそんな怖い一面があったなんて…っと、ルイズは、香水を与えられているカトレアを心配した。

 コルベールが、良薬は口に苦しっと呟いた。いや、毒ですよっとルイズはツッコんだ。

 ルイズがドガースを使い魔にしたのはいいが、連れて歩いてるとメッチャ周りから避けられた。というのも、春の使い魔召喚の儀式の時の、ガス事件だ。あの時酷い目に遭わされたのだから、避けるのも仕方ない。だが、今は害が無いと分かるとそれはなくなった。

 間抜けな顔と鳴き声をだすが、見かけによらず賢かったドガースは、ある日、香水の瓶を拾った。口にくわえて持ち主を探してフヨフヨしていると、ギーシュがドロボー!っと難癖付けてきたため、決闘沙汰に。しかし、毒ガスで一撃でノックアウトされていた。その後、倒れているギーシュにドガースはすぐに香水の瓶を返し、誤解だったことが分かってギーシュから謝られていた。

 土くれのフーケの事件では、土くれのフーケのみに効くよう調整したガスでロングビルとして潜入していたフーケをノックアウトさせる武勇を見せた。

 それらの経験を積んだおかげか、ドガースは、マタドガスに進化した。

 ルイズは、公爵家お抱えの香水師にマタドガスのガスから香水を作って貰おうとしたが、まずガスの段階でノックアウトしてしまうため何人もぶっ倒れた。

 どこから聞きつけたのか、モンモランシーがぜひ私にやらせて!っと言ってきた。

 水の魔法で身体に入る毒を中和しつつ、香水の二つ名を持つモンモランシーは、苦労の末にマタドガスのガスから香水を作り上げた。

 貧乏貴族であるモンモランシーは、どうかマタドガスの香水の生産権利を自分に譲ってくれないかとシエスタに土下座。困惑するシエスタは、親族に聞かないと…っと言った。

 ルイズは、それについて待ったをかけた。そもそもマタドガスは自分の使い魔なんだからっと。それを聞いてモンモランシーは、根本的な問題だったと、ガクーンと項垂れた。

 その後、様々な交渉の末に、マタドガスのガスの共有と売り上げの何割かをマタドガスの主人であるルイズに収めることなどが決まり、マタドガスの香水自体もモンモランシーのオリジナル性を加えてタルブ村から発送される物とは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ