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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
弟十二話「孤高の剣」
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団長!いや茅場!お、俺達の忠誠心をあんたは」
「皆、よくやってくれた。私は嬉しいよ」
「だ、団長やっぱり違うんですね!?何かの間違いなんですよねえ!」
茅場の表情は、とても冷めていた。目の前の二十数名になんの情もないようだった。
「いや、わたしが茅場 昭彦だ。まさか、不死属性のオブジェクトを見てもわたしに忠誠を誓ってくれるとは。いやはや、これは騎士団を置いておくのはとても惜しいよ」
「団長?か、茅場ぁー!」
「私としてもここまで育てた血盟騎士団をおいていくのは気が引ける。だがこうなってはしかたない私は99層の宝玉宮で待っている。そこで最終ボスとして君たちを待つことにしよう」
「最強のプレイヤーが一転して最悪のラスボスか」
「我ながらいい筋書きだろう。キリトくん。二刀流スキルそしてジンくん君のユニークスキル龍剣。これは全プレイヤー中最大の反応速度と最大のプレイヤーテクニックを持つ二人のプレイヤーに与えられる。一人の魔王に二人の勇者。そういう筋書きだ」
「はは、俺のユニークスキルもお見通しか」
「忘れてはこまる、私はSAOの創造者だよ、さて君たちにはチャンスをやらなければキリトくん、ジンくん。君たちにチャンスをやろう、今ここで2対1のデスマッチに参加できる権利だ。もちろん不死属性は解除する。だが私もユニークスキル使いを二人も相手にするのだ。レベルは10プラスさせてもらう。だがその前に、私はね。キリトくん、ジンくん」ヒースクリフの後ろに三人の人影が。
「SAO史上最強のプレイヤー二人を相手にするほど愚かではないよ。ジン君。前に君の策略にまんまとハマったわけだが。あの時の三人どうやってわたしのギルドに引き入れたと思う。君も知っての通り彼らはかなりの剣の達人、それが誇りであり、そして矜持だ。ならばなぜ?ジン君、君も感じているだろう。この世界は危ない均衡の下で成り立っている。少しの政治的ミスで30年後に世界大戦が勃発してもおかしくないだがこの日本という国はどうかね?戦争で自衛隊が人が殺せると思うかね?確かに技術や軍備は世界でもトップクラス。だが結局は人を殺す覚悟のないものの集まり。わたしはこんな貧弱な国が嫌で嫌でしょうがなかった。周りを見てもどいつもこいつも何の覚悟もなくただ時間と金を浪費して享楽をむさぼるそんな無気力な若者でいっぱいだ。そんなものが本当の大戦になったとき何の役に立つのか?きみたちは知っているだろう人と死をかけて戦うということをそうこのSAOは無気力な若者に本当の戦士の魂を吹き込む繭なのだ。三人は、約束してくれた私の死後この堕落した世界に本当の戦士として生きるということを。」
すると「ラオ」「アルダ」「テオン」の三人は、皆ヒースクリフを守るように剣を構えた。
「何言ってやがる。人を殺す覚悟?そんなものが必要にならないような世
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