第四章
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「人が多過ぎる」
「扉の警護も厳重や」
「あそこまでは入られへんか」
「どうもな」
二人も製造室までは入ることは出来なかった、だが彼等が動く日やその時にどうするかは聞いた。それは一週間後に村に機械の兵器達を使っての総攻撃だった。
そこまで聞いてだった、二人は一旦街に戻って市長に自分達が聞いたこと知ったことを全て話した。そのうえで市長に話した。
「僕ちん達はその日また歴の隠れ家に入るから」
「それで中で徹底的に暴れるわ」
「そうして敵を内から食い破る」
「そうするわ」
「お二人にお任せします、では一週間後」
まさにとだ、市長も言ってだった。
テロリスト達に気付かれない様に秘かに備えた、一週間後のテロリスト達の町への総攻撃に合わせて。二人はテロリスト達が街の何処をどういった戦力でどんな兵器を使ってどう攻めるのかも聞いていた。それでだった。
軍隊と警察、冒険者達は備えた。それは市長が中心となった。この世界では市長も非常時には軍隊を指揮出来るのだ。
二人はその日には基地に潜伏して内部から破壊することになっていた、その用意もしていてテロリストが攻める日に。
秘かに基地の中に忍び込もうとした、その日にだった。
まさにその時に森から大地を破って何かが出て来た、それは。
二体の巨大なモンスターとしてのアイアンゴーレムだった、人のものではない極めて巨大なものだった。
全長五十メートルはある、腹部が異常に大きく足は長い。その両手は伸縮しえ動き顔は腹のところにある。
一体は金色そしてもう一体は銀色に輝いている、その彼等が天高く跳躍しつつだった。街に向かおうとしていた。それを見てだった。
ジェーンはすぐにだ、ミニーに言った。
「あいつ等はな」
「私等でやな」
「戦ってな」
そうしてというのだ。
「やっつけるか」
「基地に入って暴れるのはな」
「後や」
そうしようというのだ。
「まずはあのゴーレム達倒すで」
「モンスター達のな」
「あれが製造室にあったやつやな」
「二体共な」
「普通のゴーレムを巨大化させて身体も改造させた」
「それで街の破壊に投入するつもりか」
「あれが主力や」
街、プロビデンスの破壊にというのだ。
「テロリスト達のな」
「あんな連中がぴょんぴょん街の中を刎ねるだけで」
見ればそうした動きだった、巨体であるがその巨体の何十倍もの高さに跳躍している。着地の度に大地が大きく揺れその様子を見た街にいる者達が驚きの声をあげているのが二人の耳にも聞こえていた。
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