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鉄の破壊神達
第二章

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「そしてギルドもです」
「冒険者をかき集めてるか」
「そうもしてです」
 とにかくというのだ。
「集められる力をです」
「全部集めてやな」
「戦の用意をしています」
「何をしてくるかわからんからか」
「アジトもわかっていません」
 テロリスト達のそこもというのだ。
「全く、ですから余計に」
「皆緊張してるんやな」
「左様です、まことにです」
「今の状況はやな」
「何がどうなるか」
 それこそというのだ。
「わからないです」
「そうか、ほなな」
「私等も参加させてくれへんか?」
 ジェーンだけでなくミニーも言ってきた。
「この度のことは」
「そうさせてくれへんか?」
「その言葉受けさせて頂きます」
 即座にだ、市長は二人に頭を下げる様にして答えた。
「是非」
「それでは」
「ほな今からな」
「宜しくお願いします」
「そうさせてもらうな、ただ」
「ただとは」
「軍隊や警察、冒険者達のことは任せてな」 
 そしてというのだ。
「僕ちん達は僕ちん達でな」
「動かれますか」
「僕ちん達は政も戦も出来るけどな」
 戦は個人で戦うことも采配もだ、ミニーは遊撃戦そしてジェーンは参謀として参戦することが得意だ。そして術を使った戦も得意だ。
 だがそれでもとだ、ジェーンは市長に話した。
「一番得意なのは奇襲とか隠密行動やからな」
「だからですか」
「それでテロリストに向かいたいからな」
「そやからやな」
「ここはな」
「軍や警察、冒険者の指揮よりも」
「そこはもっと向いてる人に任せて」
 そしてというのだ。
「そして」
「お二方は」
「そや、独自に動いてな」
「テロリストのアジトを暴き」
「そこに潜入してな」
「アジト自体を壊滅させますか」
「そうしたいからな」
 だからだというのだ。
「ここはな」
「独自にですね」
「動いてええやろか」
「それでは」
 市長は星の者達つまり十星連合を治める者達の言葉に頷いた、そうして彼女達の自由行動でいいとした。こうしてだった。
 ジェーンはミニーと共に州にあるテロリストのアジトを探すことにした、ここでジェーンはミニーに話した。
「この世界でもこの州はプロビデンスが中心でな」
「この街を軸にしてやな」
「それでやな」
「この街を中心に一大都市圏になってる」
「それでやな」
「そや、それでな」
 そのうえでというのだ。
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