第三章
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「実際にな」
「一人で旅することも多かったし依頼もな」
「一人でこなすこともやな」
「あったしな、俺は元はアリゾナにいてな」
そしてというのだ。
「カウボーイの息子でな」
「あれやな、冒険者に憧れて」
「そうさ、学校を出てすぐにな」
「冒険者になったんやな」
「そうさ、それでずっと一人で戦ってきてな」
「村に立ち寄った時にか」
「天使に会ったんだよ」
ここでもこう言うのだった、それも笑って。
「そういうことさ」
「成程な」
「冒険者の仕事は好きでずっとやってきたけどな」
「天使に会ってやな」
「一緒にいたいって思ってだよ」
「保安官にもなって」
「そしてな」
それからとだ、ここでも話すのだった。それも笑顔で。
「これからもな」
「自分本当にその娘のこと好きやねんな」
「だから今もな」
「お花を手に入れてやな」
「プレゼントをするんだよ」
「そうやねんな」
「ああ、ただあんた達は種族が違うからな」
保安官はドワーフジャイアントであるオコナーとファアリーであるギンズバーグの顔緒見てそのうえでこうも言った。
「エルフは、だよな」
「ちょっとな、種族がちゃうとな」
「美人かどうかはな」
二人もこう返した。
「わかるにしても」
「強くはないな」
「やっぱり一番の好みはな」
「同じ種族やな」
「そうなるな、それはな」
どうにもと言うのだった。
「どうにもな、ただな」
「同じ種族だとな」
「俺は人間はまあ守備範囲でもな」
それでもとだ、保安官は二人にさらに話した。
「やっぱり一番はエルフだな」
「同じ種族やな」
「何といっても」
「ダークエルフもいいけれどな」
「エルフとダークエルフは兄弟やしな」
「そうした種族やしな」
このことはこの世界では誰もが知っていることだ、この二つの種族は結婚すれば子供も出来る位に近い関係なのだ。
「ダークエルフが闇属性でな」
「エルフが森属性で」
「それ位の違いだからな」
それでというのだ。
「ダークエルフもいいがエルフの中でもな」
「その娘はやな」
「自分のどストライクやねんな」
「そうさ、だから絶対にハートをゲットするな」
にやりと笑ってだ、保安官はさらに言ってだった。
そうしてオコナー達と共に山を進んでいった、その途中ポイズンマンティコアだけでなく他にもアメリカで特に強い種類のモンスター達が出て来た、そのモンスター達をだった。
一行は倒しつつ進んでいき遂にだった。
山の頂上にある金色の花を手に入れた、保安官は二人に満面の笑みで言った。
「有り難うな、あんた達がいてくれてな」
「それでか」
「お花手に入れられたってんやな」
「そうさ、報酬はモンスターを倒した金塊全部でいいよな」
「
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