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ある晴れた日に
434部分:辺りは沈黙に閉ざされその一
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なことを桐生に言う。
「わかったらすぐにお見舞いに行くのに」
「そうよ。もうすぐによ」
「それは幾ら何でも無茶苦茶だよ」
 実際に竹山が今の五人に対して突っ込みを入れた。
「何で桐生君がそんなことわかるのか理解できないし」
「まあ確かにね」
「それはその通りだけれど」
 五人も実はそれはわかっているのだった。だがわかっていて、なのだった。
「とにかく。未晴早く帰って来ないかな」
「大丈夫かしら」
「また今日も行く?」
 少なくとも五人は未晴をいたく心配していた。それはそれぞれの表情と言葉からわかる。どうかという行動や発言も見られるがそれでも彼女達が未晴を本気で心配して気にかけているということは誰が見てもすぐに、しかも確かにわかることなのは間違いなかった。

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