十五話目
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うか。
(亜種の形態は通常形態で所持者のデータを収集して最適化した形と捉えれば、所有者のデータを収集する機能もあるのかもな)
ライダーシステムの開発能力を有している四季の視点での神器についての考察だが、興味も無いのでその辺で辞めておく。
桐生戦兎のそれのお陰かエボルト由来のフルボトルの技術の方が神器よりも強力で使いやすいのだ。
『フェニックスの炎は本来ならばドラゴンにも傷を残す。まともにくらうのは危険だったはずだ』
驚愕の感情とともにドライグはイッセーへとアドバイスを告げる。
『お前の体を包んでいる鎧がフェニックスの炎を防いでいるのか?』
「へっ、だったらこいつが有れば無敵って事だな」
「巫山戯るな! そのオモチャがなければオレが触れるまでも無く、お前は消失している! お前など、そのオモチャと神器が無ければただのクズだ!」
「その通りだ! だけどっ!」
再度互いの攻撃が相手に直撃するが、今度は一方的にクローズドライグが殴り飛ばす。
「ぐあぁっ!」
今まで目立ったダメージの無かったライザーが先ほどのクローズドライグの一撃で苦しみ始める。
「この痛みは……っ!? 貴様ぁ!?」
「アーシアから借りておいたんだ」
そう言ってクローズドライグが開いた手の中に有ったのは十字架。
悪魔に対して激しい痛みを与えるそれを握りしめての一撃なのだ、不死身のフェニックスとは言え、元の聖獣としての鳳凰、フェニックスならば無害であろうそれも、悪魔のフェニックスならば不死身の特性と関係のない痛みとなる。
「聖なる力をギフトで高めた一撃は、いくら不死身のあんたでも効くだろう?」
「バカな!? 十字架は悪魔の身を激しく痛め付ける! 如何にドラゴンの鎧を身につけようが……っ!?」
そこまで言った後に、十字架の影響を受けない理由と、イッセーが僅かな時間で禁手に至った理由に行き着いた。
「……ドラゴンに腕を支払ったのか……? それがその馬鹿げた力の理由か!?」
「それだけじゃないぜ」
そう言って対価として支払っていない筈の腕に十字架を身につけてみせる。
「さっきからアンタがオモチャ扱いしてたこのスーツを着てから、十字架を握っても平気なんだよ!」
『おい、このままではラチが開かん。この鎧のコア、そこに譲渡しろ』
「ああ! 行くぜ、赤龍帝の贈り物!!!」
「っ!?」
映像だけでもわかる。開発者と言うよりも製作者だからこそ分かる。
今、イッセーはドライバーではなく
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