第20話
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を政治利用する等と言ったそんな恐れ多い事は考えていません!メンフィル帝国との交渉の際に”第三者”として意見してくださるだけでいいんです…………!」
「いや、”第三者として意見する”だけでも、今回のエレボニアとメンフィル・クロスベル連合との戦争に政治介入している事になるから、君達のその嘆願はどう考えても教会やエイドス達からすればアウトの類の嘆願だよ。」
トワが必死の様子で意見をしたがワジが呆れた表情で指摘し
「あの…………!女神様自身が無理でしたら、女神様のご両親や先祖の方々―――フィーナ様かクレハ様のどちらかが私達にご協力していただけないでしょうか…………!?」
「―――申し訳ございませんがその件に関しては私達もエイドスの意見と同じですので、エイドス同様今回の戦争に限らず、現代のゼムリア大陸の政に介入するつもりは一切ありません。」
「遥か昔からゼムリア大陸の人々が崇め続けてきた”空の女神”の一族が持つ権力はエイドスに頼もうとしている貴方達も気づいているようにこの世界にとっては絶大な権力よ。そんな権力をたった一国―――それも自分達の過去の所業で自業自得の状況に陥った国の為だけに振るう訳にはいかないわ。」
「そ、そんな…………」
エマの嘆願に対してフィーナとクレハは冷酷な答えを口にし、それを聞いたエリオットは悲痛そうな表情をした。
「というか、さっきそこの守護騎士が言ったようにエイドス達はわたし達の国が滅茶苦茶困っているにも関わらず”家族旅行”なんていつでもできる暢気な事をよく平気でしていられるよね。」
「言い過ぎだ、フィー!すぐにエイドス様達に謝罪するべきだ!」
厳しい表情でエイドス達を睨んで文句を言うフィーにラウラが注意をしたその時フィーの足元から真紅の魔法陣が突如現れた!
「!?…………っ!」
突如現れた魔法陣に気づいたフィーは間一髪のタイミングでその場から飛びのくと炎の柱が発生した後大爆発を起こした!
「あら、今のを避けるなんて中々すばしっこいですね。」
「エ、エイドス…………」
「幾らあちらの女の子の言葉に怒ったからと言っていきなり予備動作すらもなく無詠唱でアーツを撃つのはさすがにどうかと思いますよ?」
「というか屋内で炎のアーツを使うなんて危険過ぎですよ…………火事になったらどうするんですか…………」
「まあ、エイドスの事だから火事になっても一瞬で消火できると思うの。」
フィーの回避能力にフィーにアーツ―――サウザンドノヴァを放った人物であるエイドスが感心している中、アドルは冷や汗をかき、エレナは疲れた表情で指摘し、呆れた表情で指摘したナユタの推測にノイが疲れた表情で答えた。
「フィーちゃん、大丈夫ですか!?」
「ん…………ギリギリ回避できたから、特にダメージは受
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