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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百十四話
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ぁ…………………」

幸せそうな声で鳴き、リラックスしている一夏。

「やっぱり気持ちいいマッサージもやり過ぎると苦痛なのかなぁ…」

「いや、リムは割りと積極的に腰の辺りを触っていたからな……」

「うわぁ…………。いっ君が猫姿じゃなかったらR18展開まっしぐらだよそれ」

ふと、束が視界の端のクロックを見る。

「あ、そろそろご飯作らなきゃ」

「では私も…」

「箒ちゃんはいっ君を癒してあげてて」

「う、うむ…」

束が円香とエレンを引き連れてキッチンへ向かった。

トイレから戻ってきたリムも渋々台所へ向かう。

「…………………やってみるか。稲荷」

『はいはーい?』

「私達は神使に近づいたという認識でいいのか?」

『そんな感じかなー』

「では我々もやるとするか」

side out











「ふみゅぅん?」

目が覚めると闇の中だった。

極上の布団を頭から被っている気分だ。

手……じゃなくて前足を動かしてみる。

モフッ! という反発。

恐らく箒の尻尾の中だろう。

背中にも感じる。

まさかのもふもふバーガー……!

尻尾で周りを探ってみる。

右に動かすと、フニっとした感触。

ん?なんだこれ? 毛?

尻尾でさわってみると、ソレには毛がはえている。

それも結構大きい物体。

めいぷる?

気になって箒の尻尾から顔を出してみる。

「………くゅーん?」

目の前に狐が居た。

でっかい狐だ。

どうやらこの尻尾はこの大狐の物らしい。

「………………………みゃ?」

いや何でお前完全獣化してんだよ訳わかんねぇよ。

俺ができんの吸血鬼スキルのおかげなんだけど?

問いかけようとしたら、狐の…箒の前足で尻尾の中に押し戻された。

「こゃん………」

いや、もうすぐご飯できるじゃねぇよ。

尻尾の上から撫でるな。

訳わからん。

しょうがないので暫くもふもふを堪能していると、不意に辺りが明るくなった。

「お姉ちゃん。ごはんできたよ?」

見ればエレンが上の尻尾を持ち上げている。

のそのそと尻尾から出て、猫化を解く。

背後に箒が立っていた。

「おみゃえ、どうやったんだ?」

「ん? 神様からもらった御守りに意識を集中させたらできたぞ!」

「あぁ…そう」

あの狐次会ったら文句言ってやる。








夕飯は稲荷寿司と油揚げたっぷりの味噌汁と京都で買ってきた漬物だった。

筍の漬物サイコー…。

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