『ルイズが召喚したのが、コイルだったら?』
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、ルイズが心配すると、いつの間にかワルドの真横にいたコイルが、ジト〜っとワルドを睨んでいた。
ワルドは、瞬時にコイルが自身の正体も何もかもを知った上で、何もしてないように見せかけて裏で動いていたことに気づき、憤怒の表情を浮かべてコイルに風魔法を纏わせた杖を振るった。
ガキンッと凄まじく硬いコイルの体に弾かれ、教会のあちこちに潜んでいたコイルやレアコイル達が現れ、包囲した。
ワルドの豹変に驚いているルイズを、他のコイル達がウェールズも一緒に磁石の手で摘まんで安全な位置へ運んだ。
ワルドは、愚かしくも風魔法の最大級の技であるライトニング・クラウドを放ってしまった。電気と鋼を司るコイルに向かって……。
放たれた凄まじい電撃は、コイルの眼前で吸い込まれるように周囲に散りながらコイルは、他の仲間のコイルと連結してレアコイルとなった。
そしてライトニング・クラウドを吸収して上乗せさせた最大の必殺技である、でんじほうをワルドに向かって放った。
あまりの凄まじい電撃の攻撃によって爆発する教会。ルイズとウェールズとその部下の兵は、コイルとレアコイル達に守られて難を逃れたのだった。
生き残ったウェールズは、コイル達にやられて降伏してきた敵対していたアルビオンの貴族達をまとめ、国民を守るためにトリスティンに併合させる形を取った。
余談であるが、コルベールが作ったU字型の磁石が、アルビオンやトリスティンで、玩具として大流行することになるのであった。
磁石という言葉が浸透すると、今度は、レコン・キスタ軍がコイル達に倒される劇が公開され、“磁石の乱”などという題名で流行ったのだった。
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