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ある晴れた日に
402部分:雉鳩が消えたその二
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くのはこのことだった。
「歌はないのかよ」
「まだない」
 一言で答えるのだった。
「まだな。ない」
「何だよ、寂しいな」
 彼は正道の今の言葉を聞いてさも残念そうに言った。

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