『ルイズが召喚したのが、ドードーだったら?』
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何度目かの爆発の爆風が、春風によって晴れると、そこには、一匹の見たこともない生き物がいた。
細くて長い二本足。茶色い羽毛に包まれた丸みのある胴体。そこから生えているのは、黒くて長い首を持つ二つの頭。目はクリッとして可愛いく、体を支える足の形と長いくちばしが鳥であることを示していた。だが翼はない。しかも、1.4メートルと結構でかい。
なにこれ?っとまずその場にいた者達全員が思った。
やがてその謎の鳥(?)は、二つの頭をキョロキョロと器用に動かし周りを見回し始めた。二つの頭だけに、意識が独立しているらしい。
コルベールが、ルイズにコントラクトサーヴァントの儀式を促し、ハッとしたルイズが歩を進めると、ビクッとなった謎の鳥(?)は、次の瞬間背中を向けてすごいスピードで走って逃げていった。
一見骨のような細い足は、翼の代わりに走ることに特化していたらしく、なんて素早いこと。
その後、コルベールも手伝って逃げ回るその謎の鳥を捕まえようとした。しかしその速さたるや、そんじょそこらの馬より圧倒的に速い。
見かねたキュルケがタバサに頼み、自分の風竜に乗って宙から魔法を打って倒れたところをルイズがコントラクトサーヴァントの儀式をした。
キスしようとした際、最後の悪あがきと鋭いくちばしでつつかれまくったが、つつかれた際に偶然くちばしの先がルイズの唇に触れ、結果ルーンが刻まれた。
謎の鳥(?)は、ルーンが刻まれる痛みに耐えきれず、力尽きて気絶した。
コルベールに運んでもらい、大型使い魔を飼育するための舎にひとまず入れた。
目を覚ますまで様子を見ていると、やがて謎の鳥(?)は、目を覚ました。
だいじょうぶ?っと声をかけると、ルイズの額に、ゴッと片方の頭がくちばしでつついた。
ルイズは、額を抑えて悶絶。その様子を、謎の鳥(?)は、ケタケタ笑うように二つの頭で鳴いた。
キッと睨んだルイズが、ムチを取り出して振り上げるが、その手のムチを立ち上がった謎の鳥(?)が蹴り上げて飛ばした。そしてまたケタケタと笑われた。
手を押さえて、く〜!と悔しがるルイズ。
すると、ドードーだ!っという声が聞こえた。
舎の餌置き場の隙間から、一人のメイドが中を見ていた。
シエスタというメイドに話を聞くと、ドードーという鳥の一種らしい。羽の無い鳥なんてあり得ないっとルイズが言うと、シエスタの曾祖父がかつて飼っていたそうで、飛ぶ代わりに足がよく発達していてとても足が速い特別な鳥なのだという。
さらにドードリオという、もう一段階成長する特性もあるそうで、そうなると、もっと速いそうだ。
しかもそこまで成長すると、頭が
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