396部分:目を閉じてその二十三
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でいいか?」
「私を名前で?」
「ああ。いいか」
未晴本人に対して問うのだった。
「お互いで名前で呼んでな。どうだ?」
「そうね」
未晴は彼の問いに対してまずは一呼吸置いた。そうしてそのうえでゆっくりと、だが確実な調子でこう言ってその問いに答えるのだった。
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