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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百十三話
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……………そうですね」

次の瞬間一夏の体が後ろに引かれた。

箒が魔法で一夏を奪い返したのだ。

「あらごめんなさい。貴女の恋人をとったりしないから安心して」

ウカノミタマが一夏を大切に抱きしめる箒を見て面白そうにしている。

「で、そっちはどうなの? 天魔ちゃん」

ウカノミタマが天魔に話を振る。

「私どもの部下である文乃が大変しつれいしました」

天魔が文乃の頭を下げさせた。

「いえ、こちらも反撃しましたし、私達にも非があります」

箒が一夏を抱いたまま答える。

「一夏、おまえはいいか?」

「ええ、構いません天魔様」

一方従者二人は納得してないようすだ。

「んー。じゃぁ三人にお詫びにいいものをあげましょう」

パンと手を叩いてにっこりとウカノミタマが笑う。

「天魔ちゃん、羽を三本貰える?」

「そのくらいなら…」

天魔が自分の翼から羽を三枚むしる。

「痛くないんですか?」

「髪の毛と同じような物です」

一夏の問に答えながら天魔がウカノミタマに羽を渡す。

ウカノミタマが自分の髪を三本抜き、羽の上にのせた。

「そー…れっ!」

とウカノミタマが言うと、黒い羽が形を変え、御守りのような形となった。

その上部には金色の紐が通っている。

「はいこれ御守り。たぶん商売繁盛の効果があるとおもうよー」

「「「あ、ありがとうございます」」」

一夏は困惑していた。

こんなに貴重なものを貰っていいのかと。

「んー、ユートピア君不思議そうだねぇ」

「ええ、まぁ」

「ぶっちゃけると、君のご機嫌取りだよ」

「俺の? 何故です?」

「君は自分の価値をわかっていないよユートピア・クイーンパラドクス・グリップアンドブレイクダウン。
最近は、私達神々もネットの情報や海外の霊能師とのコミュニティも活用している」

すっとウカノミタマが一夏に指を向ける。

「君の親、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターの事も、姉にあたるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの事も知っている」

「………」

「つまり君は、キスショットと同等になりうる。いや、もしかすると君は既に彼女を越えているのかもしれない」

「つまり、これは首輪でもあるわけですね?」

一夏が御守りを掲げる。

「もしもの時はそうなる。でも君が君であり続ければ、それは強力な御守りとして機能し続ける」

ふぅ、と一夏が息を吐いた。

「これで納得してくれたかな?」

「ええ、建前だけで渡されるより億倍マシですね」

「ならよかったわぁ」

じゃぁ、そろそろおいとまするわ。


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