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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百十二話
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上の階層にて。

「わぁー…見てエレン。おっきなロボットがいっぱい」

「でも装甲がないよ?」

「あれは…フレームアーキテクトですね。束お姉さんの<資材置き場>という言い方から察するに、建設用重機として持ち込んだのでしょう」

そこは直径数百メートル高さ数十メートルの円盤上の場所だった。

織斑家地下のジオフロントと同等の物だ。

そこには大量の建材と見ただけでも十数機のFAがハンガーに立っていた。

パーツ状態のFAも含めれば五十機はあるだろう。

「遮蔽物にはこまりませんね」

積み上げられた建材は、大人でも余裕で隠れられるような物から数メートル積まれた物まであった。

「三次元戦闘までできそうだね」

ボソリとエレンが呟いた。

「先ずは魔法無しでやった方がいいですよ」

リムが近くの建材の上にアタッシュケースを置いた。

カチリとロックを外し、ケースをあける。

「ライフル、拳銃が一つずつ。ナイフが二本。
装備装着ベルト一式…予備マガジンがそれぞれ4つずつ。
BB弾が1.5のペットボトル満杯…。
あとは保護ゴーグル…。
円香、エレン、自分のケースを確認してください」

「「うん!」」

円香とエレンも中身を確認した。

内容は全て同じだった。

「剣がないね」

と円香が言うと。

「むぅ……たしかに」

「剣があったらチャンバラになってしまいますよ」

エレンは同意、リムは冷静に返した。

「ではルールを決めましょう」

「魔法どうするの? 気功は?」

エレンが指輪を見せながらリムに聞いた。

「気功は……まぁいいでしょう。魔法は一切無しでしないとここが火事になりますから。
あと、ゾンビはナシです」

最低限のルールを決めると、三人が散らばった。

そして所定の時間になると、円香とエレンが動き出した。

リムは耳を澄ませている。

(二人の位置ははっきりとわかっています…。
おそらく二人もわかっているでしょう…)

リム達三人は毎日のように三人で気功を廻したり、魔法演算領域をリンクさせている。

霊的に繋がっているのだ。

(位置的には円香は私に近い…エレンの方へ行った…?)

リムの耳にエアガンの発砲音が聞こえた。

パン、パパパパパパン……パパン…パン、パン。

(音源は離れて二つ……互いは十分離れている…。
トラップではなさそうですね…)

リムがライフルのセレクターレバーを連射にする。

(はっきり言って、エアガンの弾は普通に撃っても当たらないでしょう…)

リムがチラリと、FAのパーツ群を見る。

(FAはアーマー用のジョイン
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