暁 〜小説投稿サイト〜
色欲の龍天使
四十八枚目
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[9] 最初
に顔をしかめる篝。

「ご主人様は器用だな、その顔で顔をしかめるとは。私は別に何号でもいいぞ」

「私も別にいいわよ」

カラワーナとレイナーレは特に気にしてはいないようだった。

「おいこらロリ二人。俺の翼を噛むな」

篝が背中で翼をカジカジしている黒歌とミッテルトを悪魔の翼でペチペチ叩く。

「篝よ」

「ジュスヘル。お前にも謝らんぞ」

「うむ。私は最初からお前とヤりたかったから別にいいのだがな。
お前が責任を取りたいというなら眷属にしてくれ」

「眷属云々はおいとくとして…。お前ショタコンか?」

「知らんのか? 天狗は皆ロリコンかつショタコンだぞ?」

「……」

全員のジト目がジュスヘルに刺さる。

「ほれ、ポーンの駒だ」

篝がポーンの駒をジュスヘルに放った。

駒はジュスヘルの体に沈み込み、あっさりと転生が終わった。

「なんだポーンか」

「お前なんざポーンで十分だバァーカ」

「おいアタシには無いのかよ?」

「グザファンまで……ポーンかナイトしかないよ?」

「ん? 篝のビショップって一個空いてないの?」

「あれは九重……いやなんでもない」

「じゃぁアタシはポーンでいいぜ」

「OK」

グザファンにもポーンの駒が沈み込む。

「おお、これが噂に聞く眷属ハーレムっすね」

「ミッテルト、黙れ」

「事実っす」

「………ふぁっく」

篝が長い首を折り曲げ狸寝入りを始めた。

「じゃぁ篝を布団にしてもう一眠りしようか」

賛成! と全員が声を揃えた。










「ウチだけ眷属じゃなくてペットのままだにゃん。少年はやっぱりそっちの趣味がありそうだにゃー」

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