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色欲の龍天使
四十八枚目
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えてないの?」

篝が記憶を辿る。

篝は全てを思い出した。

完全に。忘れる事無く。

「……………………………………」

「少年、冷や汗凄いよ?」

「セラ…………………いや、我が主」

「ん?」

「俺って首吊った方がいい?」

「どうせ責任取るなら全員娶ろうね」

「………………………うっす」

「そうそう、媚薬を作ったメンバーは中心人物のヴァーリちゃん、ジュスヘル、グザファン、八坂大将、君のお母さん、あと私は無理やり協力させられて、アイカちゃんは喜んで血を渡してたよ。
じゃぁ私は帰るから。じゃぁね☆」

セラフォルーが帰った後、ひたすらブルーな気持ちになった篝は龍態になって床に寝転んだ。

そうしていると、女性陣が起き始めた。

「お早う。篝」

真っ先に起きたのはヴァーリだ。

その腹はまったく出ていない。

篝が放った精は全て、エネルギーに還元されたようだ。

「……………………お前、ふざけんなよ」

「えー? 昨日は篝もノリノリだったじゃん。あのあと何周したのか覚えてないくらいヤったじゃん。
っていうか最後の方とかもう外明るかったよ?」

「………………」

ヴァーリの反論に篝が黙り込む。

女性陣が全員起きた。

ニヤニヤしている奴、恥ずかしそうな奴、苦笑いの奴と3つに別れた。

「あー。その、なんだ、オレは悪くはなかったと思うぞマスター」

「そんなフォローいらねぇんだよミルたん」

「篝君篝君」

全裸のまま藍華が龍態の篝の首に抱きついた。

「どうした淫龍」

「なんかもう篝君でしか満足できなさそうだから毎日ヤろうよ」

「俺が首を縦に振ると思うか?」

黒歌、ミッテルト、グザファンの三人が無言で篝の上に乗った。

「なぁ、おい篝」

「なんだよグザファン。お前も媚薬作ったメンバーだろうがお前に関しては謝らねぇぞ。
つか俺と一緒に謝れ」

「アタシの処女を奪った責任取れ」

「お前は自業自得だろうが、つかその年で処女とか…」

ピシリとグザファンが固まる。

「結構気持ちよかったぞご主人様」

カラワーナはどや顔でグッドサインをして、レイナーレは体を翼で隠し恥じらっている。

(今のレイナーレセラフみてぇ。超ウケる)

篝は昨日レイナーレが言っていた事を一言一句間違いなく覚えていたので彼女に対しては内心ザマァと思っている。

「で、篝。どうするの?」

ヴァーリが尋ねた。

「責任は、取る」

「全員お嫁さんにするの?」

「望むなら」

「正妻はもちろん私よね?」

「はいはいはーい! 私は妾でもいいよ篝君!」

ヴァーリと藍華の言った事
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