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ドリトル先生と姫路城のお姫様
第一幕その八

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「主食は」
「僕達もそうだし」
「けれどお米の収穫が凄いのは事実で」
 それでと言ったチーチーでした。
「お米が主食の国は人口も多いね」
「しかも食べても美味しい」
 ホワイティは生のお米も好きです。
「麦もそうだけれどね」
「お米っていいことばかりだね」
 老馬も楽しそうにお話します。
「食べることを考えたら」
「炊くのに時間がかかるけれど」
 それでもと言うトートーでした。
「それを除いても最高だよ」
「日本人があそこまで大事にするのも当然だね」
「全く以てそうだね」
 オスチオサレツも二つの頭でお話します。
「何といっても」
「そうだよね」
「いや、まさにお米が日本を作った」
 最後に言ったのはジップです。
「そう言ってもいいね」
「そうだよ、日本はね」
 まさにこの国はというのです、先生も。
「お米があっててお米の素晴らしさをよく知っている」
「そうした国だよね」
「何といっても」
「白いお米の国」
「そうだね」
「そうだよ、それで戦争の時もお米と言ったけれど」 
 それでもというのです。
「ここで大事なことはね」
「っていうと?」
「何かな」
「兵糧、いざっていう時の食べものはね」
 それはというのです。
「お米でお城にもね」
「ああ、いざっていう時に備えて」
「それでだね」
「お米も用意していたんだ」
「沢山置いていたんだ」
「そう、お城で戦う時のことを考えて」
 それでというのです。
「沢山用意しておいたんだ」
「そうだったんだね」
「それでだね」
「そこでもお米だったんだね」
「そっちも」
「そうだよ、本当に日本はお米なんだ」
 この作物からはじまっている国だというのです。
「そして兵糧は勿論姫路城にもだよ」
「あのお米にもだよね」
「用意してあったんだね」
「そうだね」
「そうだよ、いざという時に備えてね」
 戦いがある時にというのです。
「そうだったんだ」
「姫路城もやっぱりお城で」
「ちゃんと兵糧も用意して」
「それでだね」
「戦の時に備えていたんだ」
「そうなんだ、じゃあ今度姫路城に行く時は」
 まさにというのです。
「そうしたことも考えてね」
「それでだね」
「お城も行くんだね」
「そうするんだね」
「そうしようね」
 是非にと言ってです、そうしてでした。
 皆でお米や姫路城の御話をしていきました、先生にとっては次のフィールドワークに向かう場所で思い入れも強かったです。
 ですが王子は先生に姫路城のお話を聞いてこう言いました。
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