第三章
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そうしてラスボスまでいったがここまでいって彼は思わず言った。
「大したことないだろ、ラスボスが強いっていうけれどこんなのじゃたかが知れてるぞ」
こう言ってラスボス戦に赴いたが。
そのラスボスには勝てなかった、ただ勝てないのではなく全くダメージを与えられない惨敗だった。それも二戦連続で。
これには岳も驚いた、それで思わず言った。
「何だよこのラスボス」
ラスボスの勝ち台詞も目に入らなかった、ただその強さに唖然とするだけだった。そうしてだった。
別のゲームもやってみることにした、今度のゲームは。
「ドルアーガの何とかか、攻略法はもうわかってるからな」
ネットで検索してわかった、だが岳は攻略法を書いたノートを出して思わずこんなことを言った。
「全六十面でアイテムそれぞれの出し方が色々あって何なんだよ」
思わずぼやいた、それでゲームをはじめても。
一面一面敵を倒してアイテムを出していって獲得していきつつ進むが数多くのゲームをクリアしてきた岳を以てしてもだった。
かなりの難易度だった、彼はゲーム画面の横に見やすい様にしておいたノートと睨めっこをしつつ一面一面クリアしつつ思った。
「こんなの攻略本なしでクリア出来るかよ」
そんなことは不可能だと確信しつつだ、岳は残り一機にまでなってやっとゲームをクリアした。ここでいい時間になった。
それでだ、次の日クラスで友人達にその二つのゲームのことを話した。
「いや、どっちのゲームもな」
「難しかったんだな」
「洒落にならない位に」
「そうだったんだ」
「カイザー何とかのラスボスなんてな」
まずはこのゲームのことを話した。
「上、斜め前、横に飛び道具を事前の動作なしで出してしかもこっちの飛び道具で相殺出来ないんだぞ」
「それ詐欺だな」
「滅茶苦茶強いな」
「それだけで勝てねえな」
「何だその攻撃」
「スライディングとか他の攻撃も鬼でな」
そこまでの強さでというのだ。
「勝てなかったぜ」
「御前がか」
「勝てなかったのかよ」
「ああ、手も足も出なかったぜ」
そこまでやられたというのだ。
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