『ルイズが召喚したのが、ラッキーだったら?』
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その生き物は、癒やし系な愛らしい見た目をしていて、お腹のポケットに大事そうに大きな白い卵を抱えていた。
おそらくは、この生き物の卵だろうと思ったが、ついつい出来心で触ろうとしたら、外見からは想像も出来ない力で、手を弾かれた。
生き物の名前は、ラッキーというらしい。
シエスタというメイドが、キャー、ラッキーだー!と見て喜んでいたので話を聞いたら、かつて彼女の曾祖父が飼っていたとされ、その後近隣の森に生息地を移した幻のように少ない希少生物なのだとか。
卵を割らないようにゆっくりと歩くが、敵が来れば逆に逃げ足が速くなるという特徴があり、自分を大切にしてくれる飼い主には幸運をもたらすとされるそうだ。
曾祖父の話によると、懐いた相手に産んだ卵をくれるそうで、その卵はすごい美味なのだとか……。
その話を聞いた、後日、ラッキーがルイズに卵をくれた。
おいおい!っとルイズは、焦り、突き返そうとしたが、ラッキーは、イヤイヤっと首を振ってルイズに渡そうとしてくるので、仕方なく受け取った。
大きな卵を抱えて途方に暮れていると、シエスタが通りがかり、卵をくれたんですね!っと言った。
そしてコック長のマルトーさんに早速料理して貰いましょう!っとルイズを引っ張って行き、あれよあれよというまに、夕飯に美味しそうな大きな目玉焼きが皿に盛られて運ばれてきた……。
ルイズは、自分の愛らしいラッキーを思い浮かべてしまい、涙目になりながら、目玉焼きを食べた。
そしてその超絶美味な味に、天国に行くかと思ってしまった。
その後、定期的にラッキーは、卵をルイズに渡すようになった。
ルイズがラッキーの卵の料理を食べるうちに、ルイズの小柄で凹凸のなかった体は、徐々に凹凸ができていき、背も少し伸びてきて、なんかスタイルがよくなった?っとキュルケに言われ始めた。
ブラウスとブラジャーがキツイ!っと感じた時、ルイズは、ラッキーにありがとう!と抱きついて感謝したのだった。
噂は噂を呼び、私もちょうだい!っという女子生徒達が続出。だがラッキーは、卵をルイズにしかあげない。なので無理矢理奪おうとする強行派まで現れる始末で、体の成長とともに魔法の威力や精度も上がってきたルイズの爆発魔法で撃退されていた。
そんな日々の中、アルビオンへの密命を受けたルイズは、そこでウェールズがルイズの婚約者であったワルドの裏切りで瀕死にされる事態に巻き込まれた。
ラッキーの歌うという技と、ルイズの爆発魔法でワルドは撃退できたが、ウェールズは虫の息だった。
するとラッキーが目をつむり、突然体が光り輝いた。
そしてラッキーがパタリッと力尽きたように倒
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