第二章
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「彼等の話ではモンスターがいるので」
「軍隊かですね」
「冒険者となりますね」
「それで冒険者への依頼をですね」
「選択肢の中から選びまして」
「この度ですね」
「お二人に来てもらいました」
こうヴォネガットそしてホーソーンに話した。
「そうした次第です」
「わかりました、では」
「それではですね」
「私達はこれより街を出て」
つまり海中に出てというのだ。
「そしてです」
「そのうえで、ですね」
「海草の問題を解決します」
「宜しくお願いします」
「それでは」
「詳しいお話は街の近くにある海胆の国の王子と彼の友人の海豚が知っています」
市長はさらに話した。
「先程お話に出した」
「その海胆のですね」
「そちらに行ってくれれば」
「より詳しい事情がわかりますか」
「私達は中々海草に近付けないですが」
それでもというのだ。
「彼等は近付けてです」
「海草の事情にも詳しいので」
「お聞き下さい」
「わかりました」
ヴォネガットはホーソーンの言葉に頷いた、そしてすぐにホーソーンと共に街を出てすぐにだった。
酸素キャンディーを舐めつつまずは市長が言っていた海胆の国に向かった、そうして海胆の国までの道中でニ三回モンスター達との戦いを経験してだった。
海胆の国の傍に来るとだった、すぐに二メートル程の大きさのバンドウイルカが来て二人に言ってきた。
「旅の冒険者の方々ですか?」
「貴方は市長さんが言っていた」
「ベンソン市長ですか?海底都市の」
海豚は市長と聞いてすぐに彼女の生上を出した。
「あの方ですか」
「はい、あの方からです」
「それでは海草のことで」
「その解決の依頼を受けた冒険者です」
「わいもや」
ヴォネガットに続いてホーソーンも言ってきた。
「ここに来たんや」
「そうですか、ではです」
「海胆の国の王子が詳しいと聞きましたが」
「私の友人でして」
海豚はその海胆の王子の話もした。
「今はご自身の国におられます」
「そのお国はもうすぐですね」
「この近くです、案内しましょうか」
「お願いします、それでここに来られた理由は」
「海胆の国で王子にこれからのことをお話していましたが」
「海草のことで」
「そこでこちらに向かっている人が二人いたとの報があり」
それでというのだ。
「私が見に行きまして」
「それで今ですね」
「お二人の前にいます」
この様にしてというのだ。
「そうした次第です」
「そうでしたか、それでは」
「これより王子のところにですね」
「案内して頂けるでしょうか」
海草の異常繁殖とそれに関わっているモンスターのことを聞く為にとだ、ヴォネガットは海豚に申し出た。
「これより」
「はい、それでは」
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