第一部
第二章 〜幽州戦記〜
十二 〜襲撃〜
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として、だそうです」
「黄巾党の者にとっては、これは命に等しきもの。……主、軽くはありませぬぞ」
「みんな、いい眼をしているのだ」
「……そうだな」
私は、皆の前に進み出た。
「……良いのだな? 私はこの通り、修羅の道に生きる者。過酷な道のりとなろうぞ」
「俺達、地獄の底まで大将についていきやすぜ!」
「今まで、人様に迷惑しかかけられなかった俺達を、どうか生まれ変わらせて下せえ!」
口々に、決意を述べる様に、嘘偽りは感じられぬ。
「ならば、共に参ろうぞ」
「応っ!」
ついてくるならば、私は全身全霊を持って、それに応えるまで。
「歳三さん。参りましょう……并州へ」
「ああ」
丁原の遺志……しかと、確かめさせて貰うとしようぞ。
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