『ルイズが召喚したのが、ベトベターだったら?』
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り、そうなると毒性が一気に上がり、触るのも危険なのだそうだ。
もっともそれは野生の場合らしい。
なぜ野生に限っての話なのかというと、シエスタの曾祖父が飼っていたベトベターとベトベトンが、汚染されて作物も育たなかったタルブ村の土壌や水を浄化したという逸話が残っており、お年寄りの一部は、近隣の廃墟に希に現れるベトベターやベトベトンを神聖視しているらしい。
曾祖父にまつわる話だと、躾ければ悪臭は抑えられるようになるらしいので、根気です!っと励まされた。
その話を聞くと、なんだか急にベトベターに興味が湧いてきたルイズ。
まずは、悪臭のコントロールだ!っと、やる気を出して躾けたところ、一日、二日ほどで匂いは抑えられた。おかげで学院内での悪臭の苦情はなくなった。
悪臭さえなんとかなれば、大人しくて、学院で出るあらゆるゴミを食べて学院を綺麗にし、プルプルブルルンっとした感触も楽しい。
しかし、ギーシュのワルキューレを一撃で溶かすような溶解液を放ったときは、さすがにビビったし、土くれのフーケのゴーレムを腐らせてついでに毒で死ぬ寸前に追い詰め、更に裏切った婚約者のワルドを進化してベトベトンになり、その猛毒でもって制裁した、なんともたくましく、頼りになる使い魔となったのだった。
なお……、ベトベターは、自分が歩いた後、つまり自己分裂をして増えるというのを後で聞いたときには、同じルーンが刻まれたベトベターとベトベトンが大量発生していて、ゲルマニアに嫁ぐ予定だったアンリエッタが、くっさいトリスティンは勘弁と言われて結婚が破棄されたとか?
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