『ルイズが召喚したのが、ビリリダマだったら?』
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煙が晴れると、そこには、小さな玉が転がっていた。
半分が濃い赤色で、半分が白という二色の玉だ。
ルイズは、がっかりした。どう見ても生き物じゃないからだ。
しかしそれでもコルベールは、コントラクトサーヴァントを促す。
他の生徒達の嘲笑をぶつけられながら、悔しい気持ちを抑えたルイズは、玉に近づいて、触ろうとした。
その瞬間、ビリッ!と電撃がルイズを痺れさせた。
たまらず悲鳴を上げ、玉から離れる。
すると、赤い部分が上の状態でクルリッと振り向くように回る。
そうなって初めて分かった。その玉には、目があるのだ。
しかも相手を睨み付けるような敵意ある鋭い目だ。
生き物だということに気づいたコルベールが大人しくさせようと杖を向ける。途端、玉のような生き物から凄まじい電撃が放たれ、コルベールを痺れさせて焦がした。
痺れた手を押さえていたルイズは、それを見てギョッとするが、果敢にも電気を持つ玉のような生き物に近寄る。
ルイズが接近すると、凄まじい嫌な音を出し、ルイズは耳を押さえるが、それでも近寄る。
そして杖を掲げて呪文を素早く唱える。そしてビリビリと電気を放ってくるが痛みと痺れを我慢して口を近づけてキスをした。
その瞬間、ドカーン!っと、玉が爆発した。
ルイズは、さすがに黒焦げになって倒れ、玉はケホッと煙を吐いてコロコロっとルーンが刻まれる痛みに耐えていた。
次にルイズが目を覚ましたのは保健室のベットの上だった。
ちょっと服を焦がしたコルベールがいて、ルイズが起き上がる。そしてベットから足を降ろしたとき、ビリッ!とまた電気が走った。
ベットの傍の、ちょうど足の下にあの玉のような生き物がいたのだ。
ルイズがなんでそこにいるんだ!っと怒るが、よく見るとルーンがちゃんと刻まれていた。
コルベールがおめでとうと賞賛してくれた。
ルイズは、とりあえず進級はできることになったのでホッとしたが、同時にこの玉のような生き物がなんなのか分からず、コルベールと頭を悩ませた。
ルイズが歩くと、コロコロと丸いだけの体を転がしてついてくる。触ろうものなら、またビリッ!と来るのだ。それに怒ると、目つきは悪いが、どこかシュンッ…と落ち込んでるように転がるのだ。
どうやら電気を帯びているのは、この生き物の体質らしい。
触ることができないが、後ろをついてきてくれるので、一応は懐いてくれているらしい。
何ができるのか分からないので、そのままにして歩いていると、メイドのシエスタが、ビリリダマだ!っとびっくりしてズザザザ!っと逃げていた。
捕ま
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