『ルイズが召喚したのが、ビードル(ポケモン)だったら?』
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前は、スピアーというらしい。
詳しい生態は分からないそうだが、幼虫のうちは好物の葉っぱを匂いで判別しているそうなので、適当に森に行けばいいのでは?っという助言を貰い、学院近くの林の中にビーちゃんを連れて行くと、ルイズの肩から飛び降り、クンクンっと鼻らしき部分を動かして、ある種類の葉っぱだけを食べ始めた。
それ以降、ルイズは、その植物を調べ、毒性があるものだと分かると、それだけを集めてくれと使用人に頼み集めさせたことで、ビーちゃんの食事問題は解決した。
ルイズは、ビーちゃんをとても可愛がった。
プニプニした感触も、つぶらな目も、本当に可愛くて可愛くて仕方なかった。毒針だけが難点であるが…。
どれくらいかして、ビーちゃんは食事を摂らなくなり、やがて糸を吐いて、あっという間にサナギになってしまった。
サナギになって何日目か……。ついにその時はきた。
硬いサナギの殻を破り、立派な蜂になったビーちゃんが現れた。
両手部分に大きな針を持つ、大きな蜂。
けれど、変わらずルイズに懐いてくれる。
トラブルがあって、ギーシュと決闘になった際も凄まじいスピードと攻撃力でギーシュのワルキューレを倒し、トロル鬼も毒針の一撃で屠り、どこからか番を見つけてきたのか、本塔に巣を作り、同じルーンが刻まれたたくさんの子供達をルイズにもたらし、ルイズは、ビーちゃんにたくさん感謝した。
群れとなったビーちゃんの家族は、その後起こる戦争で大活躍し、レコン・キスタの軍勢を退け、トリスティンに平和をもたらした。
ビーちゃん自身が寿命を迎えた時、ルイズはいっぱい泣いた。泣き尽くすほど泣いた。
その後、ビーちゃんの子孫達がルイズの生涯を支える使い魔としていてくれた。
ルイズ自身が寿命を迎えるとき、ルイズの遺言でビーちゃんと同じ種類が住むと言われる森の中に墓を作ってもらい、ビーちゃんの子孫達も森に帰り、ルイズの墓を守り続けたという言い伝えが残ることとなった……。
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