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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百八話
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て」

一夏は、ニパッと笑っていた。

「いいわけ…ないだろうが…
お前、あのとき御手洗のこと嫌がってたじゃん」

「そりゃ、あいつのことよくしらないもん。
でも、おまえは、『五反田弾』は、おれのいやがることをむりやりするやつじゃないだろ?」

あぁ…お前は、俺をそんなにも信用してくれてたのか…

それを、こんなケダモノのように踏みにじってしまった…

一夏の細い手が、俺の頬を撫でる。

「おまえこそいいのかよ?おれはてんせいしゃだ。
なかみはさんじゅっさいだぞ?」

「中身が三十なら前世は十六。社会に出てないなら、子供でいいだろ」

それに、お前が30でもこの気持ちは変わらねぇ。

「だん」

一夏の手が、俺の顔を引き寄せた。

咄嗟の事で驚いていると、口の中にヌルリとした物が入ってきた。

目の前に、一夏の瞳がある。

どんな宝石よりも美しく、穢れを寄せ付けない輝きを放つ瞳。

キスをされていると気づいた時には、口の中を蹂躙されていた。

息が出来ない。

体が動かない。

永遠のような、一瞬のような時間。

それが過ぎ去り、一夏が唇を放した。

「やられっぱなしはしょうにあわない」

今まで見たことのない、一夏の顔だった。

その顔を見ていると、奥底から何かが込み上げてくる。

「ん?」

と一夏が声をあげた。

「だん。あたってる」

当たってる………?

「!?」

「うぶいなー。おまえ。きすだけだぞ?」

ヤバい!超はずかしい!

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

咄嗟に飛び退き、脱衣場へ走った。

途中転んだような気がしたが、とにかく走った。

パンツを履いて、旅館の甚平を着て、荷物を持って、脱衣場から出る。

がらららら!と引戸を閉めて、戸によりかかる。

「はぁ…はぁ…」

恥ずかしい…!

「五反田」

「!?」

声をかけられ、顔をあげると箒ちゃんがいた。

「一夏の唇はどうだった?」

「なんで知ってんの!?」

「式神が教えてくれた」

マジかよ…嘘だろおい…

「五反田。一夏が嫌がっていないなら、私は何も言わない。
いや、むしろお前にも一夏を繋ぎ止める鎖になってほしい」

鎖…? 一夏を繋ぎ止める…?

いや、まて、その前に…

「箒ちゃんは、いいのか?」

「ああ、いいとも。
一夏が好きなら、落とそうとしても構わん。
話はそれだけだ」

箒ちゃんが俺の襟を掴んで放り投げた。

「ぎゃぱっ!?」

「ああ、大切な事をいい忘れていた」

なんだろうか。

「一夏の後ろの処女は既に私が貰っている。
すまん
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