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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百八話
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いた。

「そや!」

一夏が俺の腹をつついていた。

「なんだよ」

「んやー。いいからだしてるよなぁおまえ。
せもたかいし…なんでおまえかのじょいないの?」

彼女かぁ…

目の前の男を見る。

艶のある黒髪。

艶かしい鎖骨のライン。

白い肌。

ぷるんとしたピンクの唇。

つぶらな瞳。

その上家事万能。

腕っぷしも強いうえ、頭もいい。

こんなヤツが近くに居たならば。

そこいらの女子なんて、霞んで見えてしまう。

「彼女が居ないんじゃなくて、作ってないの」

「なんでー?」

お前といる時間が減ってしまうからだ、なんて言えないよな…

「こう、ドキッとする女子が居ないんだよ」

「へー」

すると一夏がニヤっと笑った。

そのしたり顔のような笑みも、顔立ちの幼さ故に、邪悪さを演出できていない。

"童貞"ではないと仄めかしてはいたが、この顔を見るとどうも信用できない。

「じゃぁ、おれはどうだ?」

「はぁ?」

「みとめるのはしゃくだが、おれはせけんいっぱんでいう『かわいい』かおだちらしいぞ」

こいつは何を言っている?誘ってるのか?

いや落ち着け俺。どうせいつもの悪ふざけだ。

オナホの内側にデスソース塗ったくって渡すような悪戯小僧だぞ。

「ほれほれー。どうなんだー?」

今度は足の指で頬をつつかれる。

足の早い草食動物のような、無駄な肉の一切ない足だ。

身長の割には長く、産毛もはえていない、本当に男かと疑いたくなるような脚。

「え?なんでだまってんの?ずぼし?」

「だとしたら?」

「ふぇ?」

思わず一夏の肩を掴んで、押し倒してしまった。

「なぁ、誘ってんのかよお前」

あぁ、俺は何をしているんだろうか。

「お、おいだん。じょうだんきついぜ」

「冗談でこんな事するかよ」

やめろ。放せよ俺。

「お前さ、さっきあんなこと言ってたけど、自分の容姿自覚してねぇだろ」

一夏は賢いヤツだ。本当に自覚しているなら、あんなセリフは吐くまい。

「一夏。俺が彼女できねぇのお前のせいだぞ」

「ふぇー?」

可愛いなオイ。

「お前みたいな完璧な美少女が近くに居たら、女子連中が霞んで見える」

唯一並ぶのは箒ちゃんくらいだろうか。

でも箒ちゃんは、一夏のものだから。

「なぁ、一夏」

「なんだ?」

「嫌なら、殴るなり蹴るなりしてくれ」

どうか拒絶してくれ。

矛盾した気持ちで、一夏にキスを『した』。

「なんで、嫌がらないんだ?」

唇を放して、一夏に尋ねる。

「んー?おまえなら、いいかなっ
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