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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
この世界に原作なんて無かったんだよ…
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、楽しむんじゃない。真面目な話だぞ。←ブーメラン
「毛利蘭は放心、後に駆けつけた警察に逮捕され、三日間の拘留後、転校しました。
親子は心に深く傷を負い、引っ越していったそうです。
あ、でも工藤新一とは今でも交流があるらしいですよ?
そして、庇った工藤新一は…攻撃を受け止めた足に麻痺が発生し、歩くのも不自由なそこにあるだけの脚部を持った障害者になってしまいました。小さくなっても変わらず、たまに見かけるだけで悲痛なほどに、元気が無くて…」
人体に麻痺を起こすほどの攻撃…。
「なぁ、その毛利蘭ってやつ…」
「はい。間違いなく憑依者です。それも、転生の」
「転生者とは違うの?」
「転生者は特典を貰ってオリジナルな身体を持って世界に生まれ落ちる。
逆に憑依者は生まれ先が定められ、望んでいようがいまいが成り代わりの形で生まれ落ちる。
この憑依は憑依者に最も波長の合う人物に成り替わる事が多く、突発的な事が良く見られる。気がついたら、とかな」
「じゃあ…転生憑依って…」
「特典を貰いつつ、憑依先を自身で定め、転生を果たした者の事を言う。
憑依先の魂を自身の魂と融合させ、一つになった魂の奥底へと封じる…まぁ乗っ取りだよな」
「…まって!中学で毛利蘭が転校したのなら、工藤新一が小さくなる事件は発生しないんじゃ…!」
「はい。そして彼を幼児化させたのが、転生者なんです」
「原作厨ってやつか」
「…はい。ここで先ほどの、転生者の支配に繋がるんです。
彼らは徒党を組んで、一種の組織化を果たしてるんです。
彼らの言い分は、これまでのことを鑑みて、原作を壊すなと言うことなんでしょうけど…」
「初っ端から壊れてたら意味がない」
「そうです。そこで無理矢理原作を始めようとした彼等の内1人が、工藤新一を能力で幼児化させ、今に至るんです」
そこまでやるか普通…?
つーか徒党組むとか、それこそ面倒くさい案件じゃねぇか。
「…」
「どしたの?」
「私は、私も…原作を変えようとしたんです。
今から7年前の十一月七日…萩原研二って言う人が殉職する未来を変えようとしました。
でも、当日に助けようとして…」
「邪魔された、と」
「はい…。爆弾解体に、偶然鉢合わせたように見せかけて、完全解体を促して成功しました。
でも…見た限り魔法使い系統の転生者がフロア一帯を爆破したんです」
「マジかよ…」
「ありえない…」
「…」
「私は、終わったものと思ってその場から逃げていたので、爆発に巻き込まれることはありませんでした。
でも、萩原さんは…」
彼女は泣き出す。
他にも、松田純平、諸伏景光、伊達…ニキ?を救おうと奮闘したが、結果は同様、転生者が現れて原作に忠実な形で殺されたそうだ。
そもそもどう言うわけか、メイン的
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