宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 7
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「隼もすぐに下ろす。気をつけろ、古代。加藤、隼をゆっくり下ろす。気取られるな」
『了解。各機、シーガルから送られてくるデータに目を凝らせ!!篠原、エスコートは任せるぞ、行くぞ!!』
それから30分ほどで潜望鏡の破壊に成功する。
「対空警戒を厳に。ヤマト、発進」
「ヤマト発進します」
「航空隊はヤマトの直掩に回れ。シーガルを収容後、現宙域より離脱する。なお、ワープは行わず巡航速度での航行を行う。島、航路は任せる」
「了解」
コスモファルコンの直掩を受けながら宙域を離脱する。
「どうやらガミラスは本気になったようだ。先程の潜宙艦は特務隊に類する部隊にのみ配備されているのだろう。一隻しか居なかったようだから最新鋭か試験用の艦だな。今回は様子見だろうな。叩き上げの、狩りに慣れた奴が艦長だな」
知り合いのハンターがそんな感じだった。そう言えば、あいつは今頃何処に居るんだろうな?死んではいないと思うが。
「厄介ですね。何時襲われるかわからないのは」
「真田、ソナーの改良を頼みたい。今回みたいな状況に陥らないようにな」
「出来る限りはやってみますが、こればかりはデータが少ないですから何とも」
「構わん。無いよりマシ程度でも良い。今回のような最初の一撃を察知して防御できるようにしたい」
「やってはみます」
「頼む。それから主計科の平田と相談してソノブイの量産も頼む。今回撒いた分の倍の量を確保してくれ。場合によっては航路から少し外れてでも鉱物資源の確保に動いても良い」
「了解しました」
「新見、航路上の惑星、小惑星を問わず、物資が補給できそうなものをリストアップしてくれ島と太田はそれらを元にコースを変更する際の航路を提出」
「「「了解」」」
「古代と南部、これから先は激戦が予想される。武装のチェックは念入りにしておけ。無論、対応速度も上げるための抜き打ち訓練も行え」
「「了解しました」」
「先程も通達したが艦長が復帰されるまでは繰り上がりで私が艦長に、瀬川が副長を務める。各員の奮闘に期待する」
『サーカス1、サーカス1、聞こえていたら返事をしなさい!!』
「っ!?こちらサーカス1!!」
妻の怒鳴り声に慌てて通信機のスイッチを入れて返答を返す。
『どうしたのよ?急に会話が途切れるから驚いたじゃない』
「すまない。意識が飛んでいたようだ」
『大丈夫なの?』
「分からん。よってこれより帰投する」
『了解。ちゃんと帰って来なさいよ』
妻からの通信を切り、機体を反転させて空港への航路を取る。自動操縦なんて物は付いていない骨董品だが、愛着のある機体だ。
「サーカス1?ああ、撮影
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