第7話
[7/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ら?艦内の戦況を見て指揮をしているだろうから、てっきりブリッジにいるのだと思っていたのだけど。」
「フム、アテが外れたのか?」
周囲を見回してルーファスがいない事に気づいたデュバリィはは呆け、デュバリィの後から入ってきたエンネアとアイネスはそれぞれ首を傾げていた。
「!その紋章…………メンフィルか!総員、戦闘態勢に入れ!」
「くっ、ここまで突入されるなんてまさか中将閣下の脱出の為に前線で指揮を取っておられるルーファス様はもう討たれたのか!?」
デュバリィ達が身に着けているメンフィル帝国軍を表す紋章に気づいたワルター中将は自身の武装を構えてブリッジ内にいる兵士達に指示をし、指示をされた兵士達はそれぞれ戦闘態勢に入っている中一人の兵士が唇を噛み締めてある事を口にした。
「”脱出の為に前線で指揮を取っている”…………―――なるほど、まさか”その行動を真っ先に取る”とはね。まあ、”将”として決して間違った選択とは言えないけど…………」
「仮にも軍を率いる総大将ならば、最後まで戦い抜くべきなのに、我が身可愛さに真っ先に離脱を選ぶとは”武”を誇っていたエレボニアの”将”の面汚しだな。」
「くっ…………貴賓区画にいると思われた黒兎が見当たらない時点で気づくべきでしたわ…………!」
兵士の一人が呟いた言葉を聞いてすぐにルーファスが離脱行動をしている事に気づいたエンネアとアイネスは厳しい表情をし、デュバリィは自分の迂闊さに唇を噛み締めて呟いた。
「フン、たった3人でここに辿り着いた事には褒めてやるが所詮は小娘共!貴様ら如き、第五機甲師団団長にしてクロスベル侵攻軍の”副将”である私にとっては造作もない相手だが、この場に辿り着いた褒美として特別に相手をしてやろう。総員、まずは包囲せよ!」
「イエス、コマンダー!!」
一方デュバリィ達の様子を気にしていないワルター中将は嘲笑をした後兵士達に指示をしてデュバリィ達を包囲させ
「私達が小娘で、”如き”ですって…………?」
「フフ、ルーファス・アルバレア程ではないとはいえ”副将”―――それも正規軍の機甲師団団長の撃破もそうだけど、ブリッジを制圧した事も戦功として評価されるでしょうから、ちょうどよかったじゃない。」
「ああ…………!我ら”鉄機隊”を侮辱した事を心の底から後悔させてやろう…………!」
ワルター中将の言葉を聞いたデュバリィは表情を厳しくし、エンネアは口元に笑みを浮かべていながらも目は笑っていなく、アイネスはエンネアに続くように不敵な笑みを浮かべて答え
「当然ですわ!アイネス、エンネア!”星洸陣”でとっとと殲滅して、ルーファス・アルバレアを探しますわよ!」
「あの程度の相手に”星洸陣”まで使うなんてさすがに大人げないような気もするけど…………」
「まあ、我
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ