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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第132話:Ignis
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ア。任せといて」

ルインとルナはかつてのシグマの反乱で、バーニン・ナウマンダーに占拠された総合火力発電所に赴いた。

懐かしさを感じながらもルインはルナと共にひたすら前へと進む。

守備隊らしきものがわらわらと現れてくるがそれらはチャージショットとリフレクトレーザーにより容易く残骸と化す。

ランナーボムがルインに向けて爆弾を投げるが、高機動のHXアーマーを纏うルインには掠りもせずにエアダッシュで距離を詰めるとダブルセイバーによる斬撃で瞬く間に複数のランナーボムが斬り刻まれた。

「アーマーの機動力とセイバーの出力、そしてオーバードライブの燃費も桁違いに上がってやがるな…やっぱりあのウィルスの影響か?」

「…多分ね。地上やコロニーのシグマウィルスを大量に吸収したから私の基本スペックが大幅に上昇したんだと思う。あんまり嬉しくないけどね」

その言葉だけで何となくルインの胸中を察したルナは苦笑を浮かべた。

「でも今は凄え助かるよ…。取り敢えずその力…頼りにしてるぜルイン」

「うん、任せて」

かつてのコロニー事件で得たシグマウィルスの恩恵による力は凄まじく、かつてはアルティメットアーマーを装備したエックスとブラックゼロを発動したゼロを同時に相手取れるくらいの力があった。

敵として振るわれるなら凄まじく恐ろしいが、味方として振るってくれるならこれ程頼もしい力はない。

「にしても、ここは確か、最初のシグマの反乱で占拠された場所だよな?ルイン、正直お前にとって懐かしい場所なんじゃねえか?」

「ふふ、そうだね。ここは私とエックスが初めて同じイレギュラーハンターだった特A級ハンターのナウマンダーを倒した場所でもあるから印象深いよ」

エックスと共闘し、初めて同じイレギュラーハンターであった同胞を破壊した記憶は今でも鮮明にルインに残っている。

「そしてここはエックスがライト博士と再会した場所……あのハイウェイが全ての戦いの始まりの場所ならここは私とエックスが強敵との戦いを決意した場所でもあるんだ。十字手裏剣!!」

ルインは懐かしさを感じながらもPXアーマーに換装して手裏剣とクナイを投擲してメカニロイドを薙ぎ払う。

「トランスオン!!ガンガルン!!」

ガンガルンに変身し、小柄故に軽快なフットワークで攻撃を回避し、至近距離からエネルギー弾を放つ。

そして次々に襲い掛かるメカニロイドとランナーボムを返り討ちにし、ルインとルナは発電所の最奥部に向かうのであった。

発電所の最奥部ではかつてルイン達がナウマンダーを破壊した場所でイグニスが佇んでいた。

「よお、イグニス。また会ったな」

「やはり来たか同胞…そして本物のルイン。影の方もかなりの怪物だったが、本物はやはり格が
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