第6話
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同じ頃貴賓区画の一室で戦況を見ていたアルティナは呆け、アルティナの言葉に続くようにアルティナの背後に現れた漆黒の傀儡―――クラウ=ソラスはアルティナとミリアムにしかわからない独特の機械音を出していた。
〜特務支援課〜
「あの灰色の機体がエレボニア帝国の伝承の”巨いなる騎士”―――”騎神”…………」
「あ、圧倒的ですね…………」
「は、はい…………エレボニア帝国軍が何もできないまま次々と撃破され続けていますし…………」
「”神機”と違ってグレネードのような遠距離武装は搭載されていないようですが、その不足した部分は”八葉一刀流”の剣技で補っているようですね。」
「ああ…………話には聞いていたが、まさかディーターさんと違って機体に乗った状態で”まるで人が剣を振るっているようにしか見えない動作で操作する事ができる”なんてな…………」
「”神機”を操縦するエリゼちゃんもなかなかだが、それでもあの”灰の騎神”とやらと比べると操縦は僅かに劣っているから、機体に乗った状態での戦闘はあの”灰の騎神”ってのが上だな。」
一方その頃端末に映る”戦場”の戦況を見ていたエリィとノエル、ユウナは驚き、ティオの推測にロイドは頷き、ランディは真剣な表情でヴァリマールを見つめていた。
「”騎神”や”神機”も凄いけど、”魔導技術”によって作られた飛行艇も凄いよね〜。」
「ええ…………かつては”大陸最強”と恐れられていたエレボニア帝国の空挺部隊を圧倒していますし…………」
「あのような物を作りだす事ができるメルキア帝国の”魔導技術”は一体どれほどの技術力なんでしょうね…………?」
シャマーラやセティ、エリナは端末に映る”魔導技術”によって作られた戦艦や飛行艇を見て考え込み
「「………………………………」」
二人のキーアはそれぞれ複雑そうな表情で黙り込んでいた。
〜遊撃士協会・クロスベル支部〜
「まさに一方的な戦い(ワンサイドゲーム)ね…………」
「ああ…………メンフィル・クロスベル連合の戦艦や飛行艇の性能がエレボニア帝国の空挺部隊を上回っている事もそうだが、何よりもあの2体の”騎士”に対してエレボニア帝国の空挺部隊は何の対策もできていないようだしね。」
「無理もないわ…………ただでさえメンフィル・クロスベル連合軍の登場はエレボニア帝国軍にとって想定外過ぎるのに、かつてクロスベルに侵攻しようとした機甲師団を壊滅に追いやった”神機”と内戦終結の鍵となった”騎神”まで”敵”として現れているのだから、今頃エレボニア帝国軍は色々な意味で混乱していると思われるもの…………」
「この戦い、どう考えてもエレボニア帝国軍に勝ち目はないな。」
「それにこの戦いに限らずメンフィル・クロスベル連合による”エレボニア帝国征伐”もカルバード
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