暁 〜小説投稿サイト〜
リュカ伝の外伝
男の幸せA
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
<ラインハット城>

ルーラでラインハットまでやって来た。
ヘンリー驚くだろうなぁ。

先ずはデール君に報告。
「ちっす、元気してた?デール君」
「はい。おかげさまで…ところで、お一人ですか?珍しいですね?」

「うん。今度、絶世の美女と結婚する事になったんだ!」
「ご結婚なさるんですか!おめでとうございます!」
「うん。2日後だけどね」
「2日!?い…いきなりで、いきなりですね…」
言いたい事は分かるが、酷い台詞だ。
「あ!待っていて下さい!今、兄さんを…ヘンリー兄王を呼んできます!」

澄ました面してヘンリーが下りてきた。
「やあ、ヘンリー。まだマリアさんは愛想を尽かしてない?」
「あのなぁ…まったく…お前こそどうなんだ?ピエール達に嫌われたん…じゃ?」
俺が一人で居るって、そんなに珍しいかな?

「おい!ピエール達はどうした!?本当に…」
「そんな訳ないだろ。他のみんなはサラボナで人質になっている」
「人質!?どういう事だ!」
「うーん…僕が逃げ出さない様に…かな?」
説明がめんどくせーからこれ読め!
「これ…読めば分かるから」
結婚式の招待状に目を通すヘンリー。

「お前、結婚すんのか!?」



式まで時間が無い事を伝え、参列者を募る。
「何でこんなギリギリで招待状を配ってるんだよ!」
「しょうがないじゃん!プロポーズしたのついさっきなんだから!」
「じゃぁ、それに合わせた結婚式のプランを立てろよ!」
「だって…早く結婚式を挙げないと浮気するだろ!って言われたんだもん!ヒドく無い?」
「ルドマンさんは賢いなぁ…」
納得しちゃったよ、この人!
ムカつかない!?ムカつくよね、これ!?

皆に声をかけ参列を確認するヘンリー…
ヘンリー、マリアさん、ヨシュアさん、マリソル、デルコ、この5人が参列する事に決まった。
マリソルなんかは泣きながら「私がリュカさんと結婚したかったのに…」と、可愛い事を言ってくれる。
でも、もう勘弁して欲しい…
あの騒動は二度と経験したく無い!

「リュカさん、このままサラボナへ行くのですか?」
「いえ、マリアさん。次は海辺の修道院へ行きます」
第二の人生の出発点だしね…


<海辺の修道院>

何か、ここに来るのも久しぶりだな。
修道長に結婚を報告する。
「まぁ、おめでとうございます。リュカもとうとうご結婚されるのですね」
「はい。つきましては、お世話になったシスター方にご参列頂こうと思いまして、お迎えに上がりました」

「シスター・アンジェラ。貴女がご出席してあげなさい」
「修道長様は?」
「私はここでリュカの為に祈りを捧げたいと思います。リュカ、シスター・アンジェラを連れて行って頂いてもよろしいです
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ