男の幸せA
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村に着き、件の職人を捜す。
村人に聞くと、村の入口付近の洞窟で商いをしているのが、その職人だそうです。
「あのぉ〜…シルクのベールを受け取りに来たんですけどぉ〜」
中にはおっさんが一人。
「おう!良く来たな。既に出来上がっているぞ!」
何か馴れ馴れしいおっさんだ。
………何処かで会った事がある様な………
「あれ?クライバーさん!?もしかしてサンタローズで薬師をしていたクライバーさんですか!?」
「何だ?俺の事を知っているのか?」
やっぱりそうだ!
「僕です!パパスの息子、リュカです!」
「なんと!?無事だったのかリュカ!良かった!本当に良かった!!」
「クライバーさんも、よくご無事で」
「うむ…ちょうどラインハットが攻め込んできた時に、サンタローズから離れておってな…俺だけが助かってしまったのだよ…」
………そうか、ご家族はもう…
「で、お前さんはどうしていたのだ、今まで?」
俺はこれまでの事をクライバーさんに告げた。
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「そうか…パパスは死んだか…お前も苦労をしたのだな…」
「クライバーさん、大丈夫ですよ。僕は今、幸せ絶頂期ですから」
「お!?そうか、シルクのベールを必要としているという事は結婚するのか!」
「そうです。クライバーさんは覚えていますか?アルカパに住んでいたビアンカを…」
「覚えてる、可愛らしい女の子だった。あの娘の為にお前は一人で洞窟へ入って行ったけな!」
「そうです。ちなみにアルカパからこの村に移り住んでいた事はご存じですか?」
「何!?何時からだ!?」
「もう、8,9年前と聞きましたが…」
気付かなかったの?マジで!?
「3年もこの村にいて気付かなかった!この村の何処に住んでいたんだ?」
「一番奥の家にです」
「それじゃぁ、あの美人さんがビアンカちゃんか!!この村の若い男は…イヤ、若くない男も、みんな狙っていたのだぞ!上手い事やりやがって!」
「あはははは!」
俺は嬉しい再開に思わず時間を費やしてしまった。
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・
・
「………おっと!これ以上引き留めては申し訳ないな!ほら、これがシルクのベールだ。ビアンカちゃんにお似合いだろうて」
「ありがとうございます」
俺はシルクのベールを受け取り、クライバーさんの元を後にする。
<サラボナ−ルドマン邸>
「ただいま!」
俺はビアンカが待機している部屋へ入る。
そこにはフローラやフレアさんがビアンカと楽しげに会話をしていた。
「おわ!ものっそいキレイじゃん、ビアンカ!」
侮ってました。
ビアンカすっげ〜キレイ!
ヤバイ、ヤバイです!
押し倒したいです!!
「もう結婚式なんかより初夜迎えたいんだけどベット行かない?」
「何子供の前で馬鹿
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