男の幸せA
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゛ー、うるっせーなコイツ!
今、それどころじゃねぇーだろ!
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大分端折ったが、大まかには説明出来たね。
驚いてはいるが、納得はしてもらえたはず…
「…リュカよ!父親としては嬉しい限りだが…ビアンカと結婚しては、天空の盾が手に入らないのでは?」
アンタもそう言う事言うか!
「いりません!あんな物!どうせ装備出来ませんし!」
「しかし…パパスの…」
いいんだよ!あんなもん!!
「僕はこの世界の何よりもビアンカが好きなんです。ビアンカと結婚して後悔はありませんし、これからもしません」
アンタが『娘はやらん!』と言っても結婚するから!
「リュカ…お前に話しておく事があるんだ…」
何だぁ〜、そんなに俺に娘をやりたくないのか!?
「もしかして、ビアンカとは血の繋がった本当の親子じゃないんですぅ〜とか言う?」
「!!知っていたのか!?」
………嘘だろ!オイ!正解しちゃったよ!
言う!?
今ここで、そう言う事言う!?
「え!?…えぇ…まぁ…」
何て答えればいいんだ…
「そうか…知っていたか…ビアンカは私とアマンダの「どうでもいいです!」
「おい!リュカ!どうでもいいはないだろ!」
もうムリ!
これ以上難しい話はしないで!
キャパシティオーバーです!
もうどうでも良いです!
俺はただ、ビアンカとエッチしたいだけですから!
「僕とビアンカが実は血の繋がった姉弟だったら重要な事だけど、この場合はどうでもいいです」
血が繋がっていたらヤバいけどね!
「僕が愛しているビアンカという女性は、ダンカンさんとアマンダさんに育てられた素敵な女性です。そしてビアンカがダンカンさんをお父さんと呼ぶ限り、僕にとって貴方はお義父さんです。これからも娘夫婦を暖かく見守って下さい。よろしくおねがいします」
ともかく、そう言う事で納得しろ!
もうこれ以上話をめんどくさくするな!
また、あの花嫁選びを再開したくないから!
<サラボナ−ルドマン邸>
2日がかりで参列客を連れ帰り、ルドマンさんに報告をすると、
「リュカ、戻ってきて早々悪いのだが、もう一つ用事を頼みたい」
何だよこのおっさん!
結婚式費用を負担するからって、調子こいてんじゃねーぞ!
「何ッスか?」
「うむ、実はな…ここから北に行った所に山奥の村があってな、そこの職人に花嫁用のシルクのヴェールを注文してるのだよ。それを受け取って来てくれ。お前の花嫁の為に注文した物なんだから…」
(怒)今さっき、そこから帰って来たんだ!!
「分かりました!!行ってきますよ!!」
俺はビアンカに会いたい衝動を抑え、再び山奥の村へと飛んで行く。
「んだよ!あのハゲ!先に言えよ!二度手間じゃねぇーかよ!」
<山奥の村>
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