男の幸せA
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<ラインハット城>
ルーラでラインハットまでやって来た。
ヘンリー驚くだろうなぁ。
先ずはデール君に報告。
「ちっす、元気してた?デール君」
「はい。おかげさまで…ところで、お一人ですか?珍しいですね?」
「うん。今度、絶世の美女と結婚する事になったんだ!」
「ご結婚なさるんですか!おめでとうございます!」
「うん。2日後だけどね」
「2日!?い…いきなりで、いきなりですね…」
言いたい事は分かるが、酷い台詞だ。
「あ!待っていて下さい!今、兄さんを…ヘンリー兄王を呼んできます!」
澄ました面してヘンリーが下りてきた。
「やあ、ヘンリー。まだマリアさんは愛想を尽かしてない?」
「あのなぁ…まったく…お前こそどうなんだ?ピエール達に嫌われたん…じゃ?」
俺が一人で居るって、そんなに珍しいかな?
「おい!ピエール達はどうした!?本当に…」
「そんな訳ないだろ。他のみんなはサラボナで人質になっている」
「人質!?どういう事だ!」
「うーん…僕が逃げ出さない様に…かな?」
説明がめんどくせーからこれ読め!
「これ…読めば分かるから」
結婚式の招待状に目を通すヘンリー。
「お前、結婚すんのか!?」
・
・
・
式まで時間が無い事を伝え、参列者を募る。
「何でこんなギリギリで招待状を配ってるんだよ!」
「しょうがないじゃん!プロポーズしたのついさっきなんだから!」
「じゃぁ、それに合わせた結婚式のプランを立てろよ!」
「だって…早く結婚式を挙げないと浮気するだろ!って言われたんだもん!ヒドく無い?」
「ルドマンさんは賢いなぁ…」
納得しちゃったよ、この人!
ムカつかない!?ムカつくよね、これ!?
皆に声をかけ参列を確認するヘンリー…
ヘンリー、マリアさん、ヨシュアさん、マリソル、デルコ、この5人が参列する事に決まった。
マリソルなんかは泣きながら「私がリュカさんと結婚したかったのに…」と、可愛い事を言ってくれる。
でも、もう勘弁して欲しい…
あの騒動は二度と経験したく無い!
「リュカさん、このままサラボナへ行くのですか?」
「いえ、マリアさん。次は海辺の修道院へ行きます」
第二の人生の出発点だしね…
<海辺の修道院>
何か、ここに来るのも久しぶりだな。
修道長に結婚を報告する。
「まぁ、おめでとうございます。リュカもとうとうご結婚されるのですね」
「はい。つきましては、お世話になったシスター方にご参列頂こうと思いまして、お迎えに上がりました」
「シスター・アンジェラ。貴女がご出席してあげなさい」
「修道長様は?」
「私はここでリュカの為に祈りを捧げたいと思います。リュカ、シスター・アンジェラを連れて行って頂いてもよろしいです
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