十話目
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にはアナザーライダーに対する知識が無いので四季の判断に対する意見はない。
「っと、念の為にあいつの主人に会ったらこれを渡しておいてやるか」
匙がアナザーリュウガに変えられる瞬間の映像を見せれば有る程度納得してくれるだろうと考える。
まあ、敵の狙いは分からないので飽くまで、会ったら、だ。態々自分達から会いに行く理由はない。
「それじゃあ、今回は手分けしてアナザーリュウガ、若しくはナイトローグ探しだ。どちらかを見つけたらオレに連絡をくれ」
メインの戦力はビルドで有る自分と割り切って詩乃と雫の2人と、自分1人という組み合わせになる。
流石に昼間から怪盗服では目立つので私服での行動だが。
「お兄さんと2人きりでも良かったのに、残念」
「いや、遊びに行くんじゃないから」
雫の言葉にそう返す四季。
「デートという雰囲気じゃないけど、2人きりが良かったって言うのは私も同意見よ」
「一応、戦力的に考えた訳だから」
単独で戦えるビルドで有る自分が1人での行動を選んだのだ、他意はない。
詩乃と雫の2人と別れて家を出ると最初に学園へと足を向ける。
相手は態々匙を狙ったのだ。単にドラグブラッカーとヴリトラ、黒いドラゴン繋がりで選んだのでなければ、生徒会に属するソーナ達が狙いと考えるのが合理的だと判断したのだ。
ナイトローグはシトリー眷属が狙いだから匙を狙い、彼を彼に見合ったアナザーライダーであるアナザーリュウガに変えた。
そう推理していた。
そんな訳で先ずは生徒会の様子を見に行こうと誰かが居るであろう可能性の高い学園に足を運んだのだが、全員が出払っている様子で見事に無駄足を踏んでしまった。
「こっちは無駄足だったみたいだな」
恐らく行方不明になった匙や、彼から連絡のあったはぐれ悪魔探し(実際はいないが)に出ているのだろう。
(アナザーリュウガの能力を考えると各個撃破のチャンスだな)
ミラーワールドの移動を自在に行えるアナザーリュウガはアナザーライダーであると同時に新種のミラーモンスターと言ったところだろう。
自我の有無は分からないが、ナイトローグのコントロール下に有ると考えれば、鏡面から自在に襲撃可能の能力と相まって、現状ではバラバラに動いているであろうシトリー眷属を各個撃破するのには最適なアナザーライダーだ。
逆に考えれば生徒会のメンバーを探せばアナザーリュウガもそこに現れるだろうが、別行動中の自分達よりも多いのだから、全員はフォローしきれない。
『ここに現れたと言うことは、流石に私達の狙いの推測は出来ていたと言う事ですか?』
「っ!?」
「先日振りですね、天地四季さん」
何処から
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