第2巻
新たな拠点
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白虎である神獣『白帝』様と創造神黒鐡様と一緒にいたと言われる赤龍帝ドライグ様!」
隠すよりも堂々と紹介した方が慣れると思い紹介したが、やはり予想通りのリアクションだった。琥珀とドライグのサイズはチビだが、波動を感じたらしいのか俺ら以外の者らがあと一歩で平伏するとこだった。
すると背中に叩かれた感じがあったので振り向くと将軍がいて、挨拶代わりに背中を叩く人はこの国ではコイツしかいない。
「久しぶりですな一真さん!その虎とドラゴンは?『白帝と赤龍帝と言えば分かるか?』何と!?」
「それとそこの二人は俺の側室、将軍を鍛えようと思ったのだが。ガントレットを持ってるって事は武闘士なのか」
「側室を連れて来たとは驚きですぞ。この後、軍部での訓練がありまして私は『火焔拳レオン』と言う二つ名を持っている」
「あ、あたし知ってます!炎を纏うその拳で、メリシア山脈に巣くう大盗賊団をたった一人で壊滅させた火焔拳使いの使い手!その他にもストーンゴーレムとの死闘とか色々!」
「おう!よく知ってるじゃないか!お前さんも武闘士か。女で武闘士って珍しいな!」
レオン将軍の二つ名は調略の時に知ってたし、無反応と言うよりポーカーフェイスで反応してた俺とは違い過剰反応したエルゼの腰に掲げられた流線形の左と鋭角な右の左右非対称ガントレットを見たから嬉しそうにしてた。
「どうだ?お前さん、この後の訓練に参加せんか?」
「参加させて頂けるので!?」
「ところで一真さん。爵位授与の件だが、その様子だといらないようだな」
「ああ。こっちはプトレマイオス神国の神皇帝と言われた者だ、いくら国王の命の恩人に対して何も報いがなくとも神皇帝がしたと流せば問題ない。そろそろ我が神国が存在してると宣伝できればいいんだけどね」
一応今は国王と神皇帝同士だからか、体面や体裁も関係ない。すると突然扉が開いて誰かが入ってきた、誰かと思えばシャルロッテか。
「ここに一真さんが来ていると聞いたのですが!」
「落ち着けシャルロッテ。それより何かあったのか?」
「何かあったのか?じゃありませんよ!解読が全く追い付かなくて困ってるんです!この眼鏡は半永久だと言っておりましたが、先程から解読しようとしても解読できないのです!」
「解読できない?・・・・ああこれは充電切れだな」
「充電切れとはどういう事です?」
「もしかしてコイツを太陽の光に当てないままにしてた?」
俺は翻訳眼鏡を受けとり見ただけで分かったが、充電切れで動かないままとなってた。俺は窓から当たる太陽光を眼鏡ケースに当てとくだけで充電完了、もしかしてシャルロッテはずっと缶詰状態のようだ。
翡翠色の髪はボサボサで目の下には隈がハッキリと出来ていて、目は赤く
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