男の幸せ@
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」
みんな自分の事ばっか…
「昨日、僕の話を誰も聞こうとはしなかった!何度自分の気持ちを言おうとして遮られた事か!挙げ句、一晩悩んで持ち越せって…」
言い終え我慢出来なくなり、俺はビアンカへキスをする!
俺の暴れん坊将軍は押し倒せと命令するが、さすがにそれは我慢した。
「ちょ、リュカ!何!?」
驚くビアンカ…
もう反論は許さない!
「ビアンカ!好きだ!愛してる!」
「な、何言ってるの!私なんかを選んだら天空の盾が「あんな物いらない!ビアンカがいい!」
「あんな物って…パパスおじさまの遺志は!」
「父さんを侮辱するのはやめてくれ!」
「ぶ、侮辱って…」
「父さんは偉大で優しい人だ!僕の幸せを思ってくれる人だ!」
父さんなら俺の幸せを一番に考えてくれる人だ…多分…きっと…
「それに天空の剣があれば、勇者を捜せる。勇者を見つけてから盾を貰いに来ればいいし…」
「リュカ…そんな…私…」
「後はビアンカの気持ち次第だ。もし僕の事が嫌いだったら…諦める…誰とも結婚しない…」
独身の方が気楽だよね。
「私 (ヒック)も…リュ (ヒック)リュカの事が (ヒック)大好き…」
うっ!やっぱりビアンカに泣かれると戸惑うな…
「リュカじゃなきゃヤダ!私…私…」
OKって事だよね!
俺は腕の中で泣きじゃくるビアンカを見つめながら思う、独身捨てるのちょっと惜しいなと…
「私を選ばないなんていい度胸ね!」
同じように泣きじゃくるフローラを抱き締め、デボラが嬉しそうに話しかける。
「(クスッ)…そうですね…妹思いの巨乳美女は捨てがたかったですね…(クスクス…)」
「フローラを馬鹿男共から守ってくれてありがと」
見た目とは裏腹に、優しい女性だな…
「ビアンカを救ってくれたからチャラです。」
ま、デボラにとってはビアンカは偶然救われたのだろうけど…
フローラとビアンカが一通り泣き止むのを待ってから切りだした。
「では、僕らはそろそろ行きます。」
これ以上ここに居たら、何に巻き込まれるか分かったもんじゃない!
「待て!私は結婚式の準備をしてしまっているのだ!これを無駄にする事は許さん!」
知るか、そんな事!
「ふう…つくづく勝手な人ですねぇ…貴方は…」
お前が勝手に準備しただけだろが!!
「何とでも言うがいい!私はリュカ…お前が気に入った!私の好意を受け取ってもらうぞ!」
「好意の押し売りです。それは…」
う〜ん…結婚式って金かかるよね…
人の財布で挙げられるのは美味しいなぁ…
腕の中のビアンカを見る…泣き腫らした顔だが美人だ…
「そんな訳で2日後には式を執り行う」
ちょ、OKって言ってないし!
「2日!?はぇ〜よ!準備は…」
「準備は殆ど出来ている!お前はほっ
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