男の幸せ@
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ドさんをナンパしたら怒られたし…
あ゛〜!ルドマン、ムカつく!
(コンコン)
俺の事を叱ったメイドさんに案内され、みんなの居る応接室へ入室した。
「リュカ…良く眠れなかったかな?」
「え?バッチリ爆睡です!どうしました?」
あ゙?何だよ…一発も出来なかったし、寝るしかないじゃん!
「いや…表情が暗かったのでな…」
それはお前の所為だ!
自覚無いのか!?
「あぁ!いや…そこでメイドさんをナンパしたら怒られまして…『婚約者がいるのにふしだらです。』って…結婚したらナンパしちゃダメ?」
別にまだ独身なんだからいいじゃん!
「で!三人の内誰と結婚するか決めたのかね!?」
何か口調がきつい…
「あれ?イラついてる!?(クス)…冗談ですよ…」
何でお前がイラついてんの?
頭にきてんのは俺だよ!
「いい加減にしたまえ!昨晩の大騒ぎは君も知っているだろう!真面目にやりたまえ!」
お前が言うな!
「大騒ぎの原因を作ったのは貴方でしょう…僕にイラつかれても困ります」
もう今日は言いたい事を言わせてもらうかんね!!
「で、では、誰とけっこ「その前に!」
その前に言わせろ!
「その前に、僕はルドマンさん!貴方に言いたい事が…文句があります。それを言い終わらない内は、事態を進めるつもりはありません!」
「何かね」
すましてんじゃねぇ!
「まず最初に、この事態の原因になったフローラの結婚相手を決める試練の事です」
何で俺が巻き込まれなければならないんだ!
「貴方が築き上げた財産や資産を譲渡するのは貴方の自由だ。だが、フローラの人生を自由にしていい訳無いでしょう!」
金持ってるからって何でも自由になると思うのは間違いだ。
「今回…結果的に大事には至らなかったが、もし財産目当ての腕っ節馬鹿が合格していたらどうするつもりでした!?」
「だが…この物騒なご時世、フローラを守るには力がいる!だから「馬鹿ですか!あんたは!」
それじゃぁ婿捜しじゃなく、ボディガード探しじゃん!
「物騒な世の中からフローラを守るのなら、金を使って武装すればいいだろ!一人の物理的な力なんてたかが知れてる。盗賊が1000人で攻めてきたら何も出来やしない」
一人に期待しすぎなんだよ、馬鹿!
「むしろ、そんな腕っ節馬鹿はフローラを不幸にする!」
ルドマンさんの表情が驚きへと変化した。
コイツ結婚後の事を何も考えてねぇーな!
「多額の泡銭が入り、あっちこっちで金を散撒き女をつくる!フローラの事を顧みてない男は、その事を指摘されると腕っ節に物を言わせるでしょう!」
俺を含め、男なんて勝手な生き物なんだ!
自分を見ればよく分かるだろうが!
「もう一件、言いたい事が…これは、この場にいるみんなに言いたい!
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