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リュカ伝の外伝
男の幸せ@
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<サラボナ>

俺はビアンカと共にサラボナへ帰り着いた。
本来ならばリング入手を手伝ってくれたビアンカを、山奥の村へ送り届けるのが筋ではあるのだが…
別れたくない俺はビアンカの手を握り、ルドマンさんの元へ赴こうとしている。
花婿候補が別の女と手を取り返ってきたらどう思うかな?
怒るかな?
娘はやれん!とか言うかな?
そうなったら盾だけ貰ってビアンカと帰ろ!


<サラボナ−ルドマン邸>

「あ〜…遅くなりました〜、水のリングです」
「おぉ!リュカ!待っていたよ。どれ、水のリングも預かろうか」
俺は左手で左腰にある袋からリングをぎこちなく取り出す。
その間、ビアンカの手を握ったまま。

だが、このおっさんはリングしか見てない。
おい!!
見てみろ!
ラブラブだろ!
気にしろよ!

「あ、あの…リュカ!…そちらの…方は…」
ルドマンさんは気付かなかったが、フローラが気付いてくれた。
細部に気が付く良い()だ!

「あぁ、彼女は僕の「私はビアンカ!リュカとはただの幼馴染みよ!」
慌てて手を振り解き、力強く幼馴染みを主張する…
「じゃ、じゃぁ、私はこの辺で帰るわね!」
ビアンカは帰ろうと、踵を返すが…

「ちょっと待ちなさいよ!」
扉から、ものっそいケバい格好の女性が入ってきた。
俺は格好はともかく、そのでかい胸に視線が行く。
フレアさん以上だ!

「リュカ…って言ったけ?あんた凄いわね!本当にリングを2つ手に入れるなんて」
俺の視線に気付いた女性が、偉そうな態度で語りかける。
「はぁ〜、どうも…あの…どちら様?」
メイド…じゃないよな?

「姉のデボラ姉さんです」
姉ぇぇぇ!?
これ絶対、血繋がってないだろ!
「そう言う事!だから、私と結婚しても盾は手に入るわ。そうよね、パパ」
あ゛!?どういうこと?
「あ、あぁ…まあ…そうだが…急に何を言「つまり、私と結婚しなさいって事!」
わぉ!俺モテモテ!

「いきなり何だ!リュカがお前と結婚する訳ないだろ!」
いやいや!そのオッパイは魅力ですよ!
「分かってないわねパパ。リュカは天空の盾を手に入れたいのよ。だったら、私の様な絶世の美女を選ぶでしょ!」
すげー自信だな、オイ!
だいたい、俺はビアンカが好きなんだ!
セフレにならしてやるけど…

「あの…ちょっ「今回の試練は私の婚約者を決める試練です!」
フローラに発言を阻まれました。
俺、挨拶以外碌に言葉を発してないんですけど…
「それが?」
「それに参加したリュカは私と結婚するつもりなんです!」
違う!
騙されて参加したんだ!
盾くれるって言うから…

「見なさい、リュカの連れている女を!」
ビアンカが?
「フローラ。貴女は可愛い
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