第一部〜灰色の決別と新たなる絆〜 第2話
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ァリマールの力も必ずいると思うしな…………」
「え……………………――――!?に、兄様…………まさかとは思いますが、メンフィル帝国軍による”エレボニア帝国征伐”に参戦なさるおつもりなのですか!?」
静かな表情で呟いたリィンの言葉を聞いたエリゼは一瞬呆けた後血相を変えてリィンに訊ねた。
「その”まさか”だ。」
「その…………エリゼお姉様。お兄様だけでなく、わたくしとエリスお姉様もメンフィル・クロスベル連合による”エレボニア帝国征伐”に参戦したいので、どうかリフィア殿下に待機指示からメンフィル帝国軍に加わる事ができるように取り計らって頂けないでしょうか?」
「な――――兄様だけでなく、セレーネとエリスまで”エレボニア帝国征伐”に…………!?―――いえ、それよりもどうしてメンフィルがクロスベルと連合を組んだ事をご存じなのですか…………!?」
リィンの後に答えてある事を頼んだセレーネの言葉に一瞬絶句したエリゼは信じられない表情でリィン達を見つめて問いかけた。そしてリィン達はメサイアに情報収集をさせて、その結果様々な状況を知る事ができた事や戦争に参戦する理由を説明した。
「そうですか…………プリネ皇女殿下達がメサイア様に…………そして兄様達はエレボニアの方々の為に、敢えてエレボニア帝国征伐に参戦なさるおつもりなのですか…………」
事情を聞き終えたエリゼは疲れた表情で溜息を吐き
「それでエリゼ。何とか待機指示が出されている俺達をメンフィル帝国軍の一員として加える事はできないか?」
「…………可能か不可能かで言えば”可能”です。元々兄様は待機指示が解かれた際はエレボニアの内戦を終結に貢献した事で実力が訓練兵時代よりも飛躍的に上がった事を考慮してでリフィアの親衛隊に所属する事が内定しています。それにメンフィル帝国人であるセレーネとエリスも”エレボニア帝国征伐”の為に現在メンフィルの民達に呼びかけている”義勇軍”の一員としてメンフィル帝国軍に所属する事が可能の上、編成の際は兄様と同じ部隊として配置する事は可能です。」
「そうか…………リフィア殿下の親衛隊に所属する事が内定していた話には驚いたが、それはそれで更に都合がいいな…………シルヴァン陛下の跡継ぎであられるリフィア殿下がすぐに俺達が挙げた手柄を知る事ができるしだろうしな…………」
エリゼの答えを聞いたリィンは静かな表情で呟いた。
「兄様、確かにメサイア様やプリネ皇女殿下達が仰ったようにエレボニア帝国征伐で様々な手柄を挙げる事ができれば、エレボニアの滅亡を防ぎ、アルフィン殿下の本来の処遇を軽くすることも可能でしょう。ですがその為には内戦の時とは比べ物にならないくらいの辛い道を歩まなければならない事は理解していらっしゃっているのですか?場合によってはZ組の方々と刃を交える事があるかもしれません
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