Turn:02 イマジナリー・ギフト
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ちが拍手でたたえる
「すげえなお前、またファイトしようぜ、今度は俺が勝つからな」
「ああ」
ヤイバとタクヤが握手で互いの健闘を称えあうと店内から再び割れんばかりの拍手が
翌日
学校でホームルームが終わるとそれぞれが帰り支度をする
一人の少女がカバンの中のデッキを眺めていたが
「ふぅ」
ため息をこぼして立ち上がろうとする
「わわっ!」
「あっ!」
だがタイミング悪くヤイバが後ろを通ろうとしていたところ
驚いて転倒した少女は尻もちをついてしまう
「悪い、大丈夫か矢代………ん?」
ヤイバと一緒に歩いていたタクヤが声をかけようとするとあることに気づいた
彼女は転んだ拍子にカバンの中身をぶちまけてしまい
その中にはヴァンガードのカードが
「あれ?矢代もヴァンガードするのか?」
「えっ!?ああっ!」
「手伝うよ………ん?」
ヤイバは拾い上げたCEOアマテラスのカードをじっと見る
「へぇ、アマテラスか………」
感心していたヤイバの手から矢代がカードをひったくる
「けど意外だな、矢代がヴァンガードやってたなんて」
「そうなの?」
「ああ、こいつ勉強ばっかりで、そういうの好きそうなイメージないからな」
「いいでしょ別に、ガリ勉がヴァンガード好きでも………まあ、確かにだれかとファイトしたことなんてないけど」
タクヤの言葉にそっぽを向く矢代
「へぇ、なぁ、俺とファイトしてみないか?前いたところじゃオラクル使ってるやつあんまりいなかったから興味あるんだ」
ヤイバの問いかけに矢代は彼を見た………昨日見た彼のファイトする姿を思い出して
「………じゃあ、一回だけ」
恥ずかしそうにそう答える矢代
「お、綺場も行くか?」
ちょうどそのときミツキが教室から出るところでヤイバは彼女にも声をかけるが
「ごめんなさい、今日はモデルのお仕事があって、それじゃあ私急ぐから」
そう言って早足に帰ってしまうミツキ
「そっか、あいつモデルやってるんだっけ?」
「ああ、結構人気だよ、知らなかった?」
「いやー、そういうのあんまり見たことなかったからさ」
矢代も一緒にカードキャピタル2号店へとやってきた
「いらっしゃい、あら?今日も来たのね」
「こんにちは」
レジで彼らを出迎えたミライにあいさつするヤイバ達
矢代も控え目ながら会釈する
「ふふっ、たしか矢代ヒトミさんよね、時々ここでカード買ってる」
「えっ?そうなのか?」
今までヒトミが来ていたことに気づかなかったのかタクヤが驚いて声を上げる
「デッキは持ってたんだけど、いざ声をかけるってなると緊張しちゃって」
「いるわよねそういう人、ファイトするなら奥の方のテーブル空いてるわよ」
ミライに促されるままテーブルに向かうヤイバとヒトミ
ヤイバが自身のカードを置
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