グレートプレーンズだよ士郎くん!
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
る気配があったらインドパワーで自然破壊し、絨毯爆撃で耕してから進んだ。
また敵に気づかれ、サーヴァントが攻めてくるかもしれない。クー・フーリンが来るかもしれない。だが今はその心配よりも、余計な交戦で足を止めたり進路を変える方がリスクはあった。
そして、辿り着いた。冬の始まりに、なんとか滑り込む形で――グレートプレーンズへと入れたのだ。
道すがら逃亡していた兵士三百五十三名と、難民百四十四名を更に加えて……コロラド州の東部に至った。
その地の軍事拠点である城塞に入り……千名に増えた一団は、漸くの安住の地を得たのである。
本格的な冬に入る前に、穀物が枯れる前に収穫を急ぐ必要がある。運搬してきた物資、城塞にあった様々な備蓄も、雨も、何もかも無駄には出来ない。なんとか冬は越せる、その後は農作業にも手をつけねばならず、人手も欠かせない――生存戦略が始まるのだ。
そして。そうして『人類愛』は一つの勢力として、小さな、しかし大きな第一歩を踏み出す事になる。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ