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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百話
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肩部バインダーが背中と腰のGNドライヴに接続。
アームドアーマーDEとソードビットが翼を広げたように展開する。
「TRYING-system! 起動!」
次の瞬間。
カンヘルから光が溢れる。
それと同じ光が20機のクアンタから溢れ、世界を包み込んだ。
「地雷なんて、いらない」
とUNオーウェンが、一夏が呟いた。
それは、きっかけ。
呼び水。
流れ出すは、人の集合意識。
地雷なんていらない、という世界の意思。
人類の意志が集合した。
20機のクアンタ、そして地上に置かれたサイコシャードが一瞬にして肥大化する。
カンヘルの背部に、サイコシャードの翼が発生した。
煌めく翼。
光る翼。
翼を起点に、地球を覆うように発生したサイコフィールド。
願いを、望みを顕現させる空間。
それは、人類の願いを叶えた。
全ての地雷が崩壊した。
砂と化した。
跡形もなく、だ。
結果としてクアンタはもはや形を保てず、巨大な十字架のような物と成り果てた。
それにより、GNドライヴもサイコシャードと化し、機能を停止した。
地上の結晶は、積を増し、部屋を突き破った。
砂漠の中に縦横数百メートルの巨大な光る結晶が鎮座することとなった。
人類の集合意識によって肥大化したサイコシャード達。
クアンタ達がゆっくりと落ちていく。
海に沈んだ物。
街に降り立った物。
森に刺さった物。
砂漠に落ちた物。
それらは地上に触れると同時に輝きを失い、無色透明となった。
そして一夏は落ちていた。
背中に数百メートルはあるサイコシャードの翼を発生させた状態で、地上に向けて落下する。
翼が邪魔で、おかしな軌道で落ちるカンヘル。
「いっ君!」
束がイノセントを纏い、空で一夏を受け止めた。
サァッ…とサイコシャードの巨大な翼が砂となって消える。
残ったのは、輝きを失ったアームドアーマーDEとソードビットだった。
「お疲れ様。いっ君」
こうして、第二次白騎士事件は人類史に刻み込まれた。
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