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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百九十九話
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反対の特番が流れてる。
先進国、途上国問わずだ。
人類の集合意識。サイコマテリアルでそれに形を与えればいい。
サイコマテリアルっていうのは、そういう物だから」

「そうなんだ……。そんな事して、いっ君は大丈夫なの?」

「大丈夫。俺は不死身だから」

「…………ねぇ、いっ君」

「なに?」

「いっ君ってさ、人間じゃないんだよね?」

「うん」

「じゃぁ、いっ君だけの、たった一人だけの、名前が要ると思うの」

「名前? って種族名ってこと?」

「うん」

束が一夏の耳元で囁いた。

「トライング」

「メシアで、イノベイターで、魔法師で」

「だから『3』」

「いっ君には、いろんな困難があると思う」

「だから『試練』」

「そして、『挑み行く者』」

「人類の限界に、人類の終に、人類の…可能性に」

一夏が、笑った。

「TRYING…か。いい、名前だね。メシアでもなく、イノベイターでもなく、魔法師でもなく。
トライング。好きな人が、つけてくれた名前」

一夏が、ホロウィンドウを指差す。

そこには、一ヶ所だけ空欄があった。

「このシステムの名前がずっと決まらなかった。人類の集合無意識を制御するシステムの名前が」

一夏が、空欄に文字を打つ。

TRYING-System

「大好きな人につけてもらった名前。俺そのものを冠したシステム」

だから大丈夫、と自信を持って言った。












「さぁ、白騎士事件をやり直そう」
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