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ある晴れた日に
238部分:オレンジは花の香りその二十一
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でもない。そういうことなのだ。
「あるけれどな」
「そういう時なのよ」
 未晴の顔があがった。
「そういう時にね。いつも咲達が声をかけてくれるの」
「そうか」
「そうなの。それで優しくしてくれて励ましてくれて」
「あいつ等にそんなことできたんだな」
 五人に対してかなり酷い言葉ではあった。だが正道はこの言葉もあの五人なら当然だとこの時は心の中で思っていた。頭の中にその五人の能天気な顔が浮かんでいたからだ。しかもその顔で五人共両手でピースサインさえしている。彼の五人に対する印象そのものの光景だった。

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