第七十六話
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まう。
「周りからしてみたら、たまったもんじゃないよ。ねぇ?」
それこそ、大輝さんなんかは、胃の痛くなる思いだっただろう……当然、春雨も。
「……それは、確かにそうです。でも、私は、そんなあの人たちを見て、共感してしまうんです」
「…………?」
春雨の口から思いもよらないセリフが出てきて、思わず春雨の顔を凝視する。
そんな春雨の表情は──どこか、羨むようだった。
「あんなふうになれたらなーって、つい思っちゃうんですよ」
そう言って微笑んだ春雨を見て、ぼくは、背筋に悪寒が走った。
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